【おすすめの1曲:RADWIMPS『なんでもないや』】
先日、『関ジャム』という番組で「売れっ子音楽プロデューサーが本気で選んだ 2016年のベスト10曲後半戦!!」。というコーナーがありました。
詳しくはこちらのバックナンバーをご覧ください。
▼関ジャム:2017年1月15日放送▼
http://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/backnumber/0077/
売れっ子プロデューサーである、蔦谷好位置、いしわたり淳治、tofubeatsの皆さんがゲストとして2016年のベストソングをチョイス。
これが本当に奥深くて面白かったです。
因みにこの記事に各プロデューサーの選んだTOP10が記載されています。
▼売れっ子音楽Pが選ぶ2016年のベスト10▼
http://motomerare.com/646.html
蔦谷好位置さんが選んだ1位
それが最近能政が改めてはまっているRADWIMPSの「なんでもないや」です。
番組を見て、蔦谷好位置さんが作詞・作曲の野田洋二郎氏に「マジでお前天才だな」と思わず言ってしまったエピソードも披露。
具体的にどんなコメントがあったかというと・・
・曲の出だし8小節間アカペラ
8小節という長い時間のアカペラは、曲として難しくこれを成立させることは非常に難しい。
また、”ヨナ抜き音階”(基調の音から4つ目・7つ目の音を使わない音階)を使うことで日本らしい哀愁ただよう旋律になるとのこと。
加えて、サビの「もういやなんだ」の部分で一瞬だけ違う音を入れて違和感を与え、「え!何?」と驚きの感想を与えているという。
(・・もはや素人の僕にはそこまで細かいすごい点は分かりませんでしたが。。)
そのコメントを聴いて、改めて聴くと更に良い曲に聴こえました(単純)
個人的に好きなポイント
多くのこだわりが詰まっている1曲だと思います。(僕はRADWIMPSが10年前から大好き)
『なんでもないや』はアルバム『君の名は』に収録されているので、映画をイメージして作成した1曲。
曲を聴いてもらえれば何となく理解してもらえるかな?というのと映画を観ると更にイメージが沸くと思います。
男女の少し切ない感情を描いているように捉えることのできる1曲。
この曲の終盤がとても気に入っています。
▼以下RADWIMPS『なんでもないや』の歌詞を一部参照▼
君は派手なクライヤー その涙 止めてみたいな
だけど君は拒んだ 零れるままの涙を見てわかった
嬉しくて泣くのは 悲しくて笑うのは
僕の心が君を追い越したんだよ
クライヤーとは恐らく『cryer』=泣く人
隣にいる大切な人が涙を流している。その涙を止めようとするが、拒み涙を流し続ける。
これは、ある意味ありのままを見せることができる。心を許せる関係性を表しているようにも見えます。
嬉しくて泣く。悲しくて笑う。というのはある意味相反する感情。
ただそれは目いっぱいの感情が溢れたときに表れる感情のように思います。
嬉しいけど泣いている。悲しいけど笑っている。
その感情を理解できる自分自身と、そのありのままの感情を見せることができている関係性。
曲のタイトルでもある『なんでもないや』というのは気づいてるけど、気づいていないフリをしている。
それは相手に対しても、自分に対しても。
素直になりきれない少し未熟な部分と、でも心の中では相手以上に相手を理解している(しようとしている)そんな純粋な気持ちが描かれているように感じました。
かなり個人的な解釈ですが、曲をゆっくりと聴いていく中で感じました。
既に人気のアーティストで耳にしたことも多い曲ですが、時間があれば改めて聴いてみてください。
立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。
現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。
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