【2018年シーズン最後のJ2昇格内定を決めたのは鹿児島ユナイテッドFC】

       - コラム, スポーツ実況


J3リーグもいよいよ最終節を残すのみ。今年は最終節を終える前にFC琉球鹿児島ユナイテッドFCの2つのチームが来季のJ2昇格を内定させました。

過去最速で決めたFC琉球

攻撃サッカーでホーム無敗、史上最速J3優勝&昇格のFC琉球

▲出典:Goal▲

2003年創設のFC琉球はJ3参入5年目にして悲願を達成した。指揮を執るキムジョンソン監督の喜びは感慨深いものがあった。

「沖縄という地にサッカーが根付くのか?」

選手をはじめ、関係者の皆さんも多くの苦労をされたという点はサッカーに関する記事もそうだが、昨年DAZNの中継で沖縄に行かせてもらった際にも感じた部分はある。

しかしながら、「3-1で勝つサッカー」を掲げる”琉球スタイル”は単純に攻撃的なサッカーというわけではない。丁寧に繋ぎ、中盤でも攻守に渡ってハードワークをする選手も多い。

前線の中川・富樫・和田もそうだが富所がチャンスをつくり、枝本や小松もボールを奪い前に向く姿勢をつくる。増谷のロングフィードもあれば、徳元はサイドからチャンスもつくる。見ていて面白いサッカーを何度も見せてくれた。

4節を残しての史上最速J3優勝を決めたFC琉球が来季J2リーグにてどんな戦いを見せてくれるか楽しみにしたい。

緊迫の直接対決。白波スタジアムが揺れた

そしてもう1チーム悲願を達成したのが鹿児島ユナイテッドFC。個人的にも今シーズンは6試合DAZNにて実況担当をさせていただきました。昇格を決めた33節のアスルクラロ沼津戦はDAZNでの視聴でしたが、そこにはいつもと違う白波スタジアムがありました。

▼因み今年の担当試合は下記の6試合でした▼

今年は昨年J3得点王だった藤本憲明選手が大分トリニータに移籍(その大分も来年はJ1昇格が内定)昨年は終盤の失速がありましたが今年は富山戦の逆転負けもありましたが、しっかりと勝利を重ねて2位以内を確定させました。

サポーターからの後押しも本当に大きかったと思います。このコレオはバックの桜島も含めて本当に素晴らく、選手たちにも勇気を与えたと思います。

引き分け以上で2位以内が確定する沼津との一戦は、沼津にとっても、そして熊本にとっても大切な試合でした。残りの試合に連勝をすれば2位の可能性が残る沼津。J3リーグ参入2年目の沼津にとって、上位をキープすることで来年以降のJ2昇格への機運が高まります。

そして熊本にとっても、沼津が2位に入ればJ2ライセンスの兼ね合いもあり、降格枠が1つ少なくなり、自動降格を免れることができるからです。

試合は沼津がチャンスをつくり押し込むシーンが多かった中、鹿児島も気迫のこもった守備で得点を割らせません。0-0のまま後半に入り迎えた29分でした。牛之濱がキープしたボールを野嶽淳也が右サイド更に駆け上がり沼津の選手を引き連れてクロスを上げます。

そのクロスボールに中原秀人が反応し、冷静にシュート。このシュートが鹿児島にとって貴重な先制ゴールに繋がります。沼津も最後まで攻勢を仕掛けましたが1点が遠く1-0のまま試合終了。

白波スタジアムに歓喜の輪が広がりました。

▼鹿児島VS沼津 2018J3リーグ第33節▼
https://www.youtube.com/watch?v=dkBvGG9KB2I

チームワークで勝ち取ったJ2への道

鹿児島ユナイテッドFCの今シーズンを見ても絶対的なエースはいないように思います。昨年は藤本選手がリーグトップの24得点。しかし今年はキリノ・吉井選手の5ゴールがチーム最多得点です。(33節終了時点)

しかしながら3点以上決めている選手はチーム内で10人。田中奏一選手がドリブルで持ち込んでシュートを狙う試合もあれば、セットプレーから田中秀人選手がゴールを狙う試合もある。

得点も、失点もシュートの数もリーグでは1位は別のチームです。それでも様々な指標に目を向けてみて上位に位置するチームであることも確かです。

そうしたバランスは、田上選手も話しをしていた「鹿児島の良さはチームワーク」という部分に繋がるのではないでしょうか?

派手さはないかもしれません。それでも、1万人を超えるサポーターと共に緊迫した一戦を勝利で飾りつかみ取ったJ2への道。ほんの少しですがその熱気を感じることができた身としては、素直におめでとうございますと祝福をしたいです。

J3とJ2で変わる部分

DAZNとの契約後Jリーグでの分配金の金額も変化がありました。

J1:1.8億円(2016)→3.5億円(2017)

J2:7000万円(2016)→1.5億円(2017)

J3:1500万円(2016)→3000万円(2017)

※但し各カテゴリー毎でJリーグに支払う年会費等も異なる。

そして降格救済金制度というものも新設されている。これは、これはJ1・J2からの降格クラブにのみ分配される救済金で、降格した翌1年間のみ、降格前年度に分配された均等分配金の80%を保障するというものです。(今年でいうとJ2では新潟・大宮・甲府、J3では群馬に適用)

因みにJ1から降格したチームが1チームも上がれないのは2009年以来9年振りのできごと。J2リーグが過酷だと言われる所以かもしれません。

今シーズンJ2への昇格を内定させたFC琉球に、鹿児島ユナイテッドFC。そしてJ3リーグには新たにヴァンラーレ八戸が加入しJ2からはロアッソ熊本カマタマーレ讃岐が加わります。

来年の今頃、どのチームがどんな想いで戦っているか。カテゴリーは違えど、そこには真剣に向き合うチーム・選手・サポーターたちがいます。そうした想いを感じて、僕自身も声を届けていきたいものです。

 

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Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。

現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。

【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。


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