【すべらない話し】を実際に話してみて

       - コラム


先日友人と一緒に「すべらない話し」を企画しました。

そうです。すでにTVでは有名な企画になっている「人志松本のすべらない話」を実際にやってみました。

企画が決まったのは9月なのでちょうど3か月前。
突然の企画に10名のプレゼンターが招集され、不安と緊張のまま当日を迎えました。

すべらない話し兼忘年会という企画に総勢40名近くの方が参加。
改めて感じたのは「話し方」の重要性と「経験」でした。

人は誰でもすべらない話しを持っている

このフレーズはTVでも使用されていますが、実際にそうだと思います。
これまでの人生の経験を振り返れば面白い場面に1度は遭遇したことがあるはずです。

しかし、それを単純に話しただけでは面白さが伝わらないこともある。
今回実際に話をしてみて、聞いてみて実感しました。

▼このサイコロが運命を決めます▼
15591640_1159016447514530_3636806470887606590_o

※因みに僕自身はまさかの4回話しました。1回の方もいる中でサイコロに運命を弄ばれた1名です。

上手く話そうとしないこと

いつも研修やプライベートレッスンでも話をしている「緊張」について。
どうすれば緊張せずに話ができるか?についてお話をしています。

がしかし。今回は緊張感を程よく以上に持ってしまいました。これは反省。

同時にやはり「準備」と「経験」について改めて納得感を持つことができました。
今回はネタの準備はしてきたものの、話し方についてはそこまで突き詰めて準備できていませんでした。
結果として臨場感の再現性があまりできなかったように自分では思いました。

また、同時に今回は初体験(すべらない話しを公の場でするということ)ということもあり、少し上手く見せようという欲が当日働いてしまいました。

改めて事前にどれだけ本番をイメージして実施できるか。
例え仕事でなくても、こうした本番という舞台で良いパフォーマンスが出せるかは自分の実力に大きく繋がってきます。
自然に、いつも通り友人へ話しかけるくらいの空気感で話せるかどうか?いい気づきを得れました。

驚くくらい過去を振り返る

この企画ではMOSを決めました。(MOS=Most Of Suberanai お客様投票で決定)
今回受賞を逃しましたが、受賞した人の話が非常に共感できました。

「この3か月自分の過去を驚くくらい振り返った。同時に普段の生活の中での面白いできごとを探すアンテナが強くなった」と話をしていました。
この点は僕自身も強く同意しました。
自虐ネタであろうが、友人の面白い話であろうが、過去を振り返って笑える場面があったこと。
凄く幸せなことだと思います。

その時は恥ずかしかったできごとかもしれません。
でも、年月が経ち今では笑ってそのできごとを話せる。

幸せなことだと思いませんか?

また、そんな空気が許させる場所や仲間がいることも幸せなことだと思いました。
実際にすべらない話しをやってみて、多くの学びがありました。
(同時にメンタルも一部崩れましたが。笑)

少しでも面白くなるために

話をしていく中での振り返りポイントをいくつか。
今後すべらない話をする方は参考にしてみてください(どれだけいるか分かりませんが)

◇場面を思い浮かべられるか?
自分の見た場面が聞き手がイメージできるかが重要です。

いつ、どこで、誰が、何を、どうしたという話のポイントを具体的にイメージできるかです。

暑い=半袖でも汗ばむくらい

狭い=隣の人とくっつく程

などできるだけ具体的なイメージを伝える一緒の場面を思い浮かべることができるかもしれません。

◇共感できるネタを選択する
また、多くの人が経験していそうなことをネタに選択することも大切かもしれません。
この点は聞き手についてどれだけ意識できるかですね。

僕の場合は「家族ネタ」という視点で準備しました。

「あぁおかんってそういうところあるよね」といった具合です。

「分かる分かる」という共感の後に「え?そうなるの?」といったギャップがあると笑いが起きるかもしれません(保証はできませんが・・)

◇ゆっくり話す
もうこれが一番シンプルで重要です。

滑舌が甘くなったり、噛んでしまうと面白さは半減します。

ゆっくりと丁寧に話すことが非常に重要だと思います。

もちろん場面によって早く話すことが必要な時もあると思います。
それ以外はゆっくり、周りに伝わる声の大きさで話してみてください。

他にもありますが、まずはこの3点を意識してみてください。
そしてここまで書いて、これって普段のコミュニケーションで意識して欲しいことで話していることだ!と思いました。やっぱり基礎って大切ですね。

ゆっくりと丁寧に、相手に分かる言葉で、具体的に伝える。

15591369_1159016510847857_6541499089608381723_o

普段しっかりと話せている人は、面白いトークがきっとできる。
そう思うとまだまだ自分自身学んでいきたいと思います。

素晴らしい経験をありがとうございました。
第2回も開催が決まったので、次回も呼んでいただけるようしっかりと学びを継続していきます。

 

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。
現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

Kotokake公式HP-話し方講座やオンライン講座も実施中-
http://kotokake.jp/contact.html

Kotokakeファンページ
https://www.facebook.com/kotokakehashi


関連記事