滋賀県立野洲高校様へ講演にいった話

      2019/12/19    - コラム, 講師・講座・話し方教室


2019年の12月13日に滋賀県立野洲高校様へ講演に行きました。

有難いことに2年連続で2年生に向けてコミュニケーションについての講義をさせていただきました。

野洲高校といえば?

恐らく多くの方が「セクシーフットボール」で高校サッカー選手権を制したイメージが強いのではないでしょうか?

第84回全国高等学校サッカー選手権大会で、滋賀県立野洲高等学校はテクニック・個人技を重視したパスサッカーで旋風を巻き起こし、見事大会初優勝を飾ったが、大会中メディアがその華麗なサッカースタイルをセクシーフットボールと称し、それが以後野洲高校サッカー部のキャッチフレーズとして定着していった。

現在海外で活躍する乾選手を擁して大会初優勝。滋賀県に初めての優勝という輝かしい実績をつくりました。

40分という短い時間ではありましたが、個人的には楽しく講義を行うことができました。

今回講義の中で感じた点は大きく1つ

真剣に聞いてくれる人が講師を引き出す

「いやいや当たり前!」と思った方もいるかもしれません。

人前で話すことをするようになってから感じることは、話す相手は基本的に選ぶことができないという点です(個人セッションやカウンセリング等は別)

講演や授業、研修へ行っても事前の属性は知れてもどんな人かという詳しい部分までは分かりません。加えて、自分や自分の話に対して興味があるかないか?(特に高校や大学、受けさせられる意識の強い研修等)は分かりません。

そんな中で、真剣に聞いてくれる人が1名いるだけで講師は助けられますし、大きく空気を変えることができるからです。

真剣に聞いている人は

・目が良く合います

・メモをしてくれます

・相槌を打ってくれます

・質問に答えてくれます

そうした「興味を持ってくれている!」と思う人を探すことも、良い空間をつくるコツだと思います。

周りの意見に同調することや、流される事はどの世代においても多いものです。

その中で、真剣に聞いている人に質問して自分の講義について対話をします。

講師と受講者との関係性の繋がりが、この対話によって変化します。

講師→受講生 という一方的な方向から、

講師⇔受講生 へと変化していきます。その流れがあるだけで、少し聞いてみようかなと心の変化が見えることがあります。

 

話が面白いことや、その題材の工夫も求められますが、どのような内容でもはまらない時は誰にでもあります。

だからこそ、環境を整える工夫も話し手には求められると思います。

自分だけの準備ではなく、相手と一緒にどんな空間をつくるか。奥が深いですが、その点に目を向ければ、また異なる成果を得ることができると思います。

今回も素敵な学生のお陰で、楽しく講義ができました。

年内の高校生への講義は最後でした。来年も良い出会いがありますように。たくさんのネタを仕入れたいと思います。

 

▼いつもありがとうございます!クリックで応援!▼
ブログランキング・にほんブログ村へ

 

Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。

現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。

【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。


関連記事