J3リーグ第32節ギラヴァンツ北九州対カマタマーレ讃岐の一戦をDAZNにて実況担当

      2019/12/02    - スポーツ実況


2019年11月24日はDAZNにてJ3リーグの実況担当。
ギラヴァンツ北九州対カマタマーレ讃岐の一戦をJリーグ公式映像DAZNにて実況担当しました。

北九州の試合を担当するのは今季これで5試合目。チームにとっても大切な一戦になりそうです。

カマタマーレ讃岐は前節10試合ぶりに勝ち点3を得る勝利(対相模原に1-0)昨年J2で戦った讃岐との対戦です。

(J3リーグ 実況:能政夕介 解説なし)※追記の可能性あります

4年ぶりのJ2昇格をホームで確定

ギラヴァンツ北九州がカマタマーレ讃岐に4-0で勝利し、4年ぶりのJ2復帰を確定させました。

▽試合ハイライト▽
https://www.youtube.com/watch?v=zAcIC0Sp9gw

昨シーズン最下位からの躍進。チームを根底からつくりかえた小林伸二監督はまさに昇格請負人でした。そしてそれに応えた選手たちをサポーターの皆さんは誇らしく見ていると思います。

個人的には筑波大学同期の野口から北川のホットラインや、ストライカーの気質が備わった町野の躍進。注目する点を挙げればきりがないかもしれません。

その中でつかみ取った歓喜の瞬間。まずは心からおめでとうございます。と伝えたいです。

J3リーグ残る昇格枠は1つ。そんな結末になるかワクワクしますね。

 

試合前のみどころも掲載

順位と前節の振り返り

★ギラヴァンツ北九州 今シーズンここまで18勝8分5敗の勝ち点62
前節はアウェイで昇格を狙う群馬と対戦。後半押し込まれるシーンもありましたが、ボールをしっかりと握り高橋大悟選手の2試合連続ゴールで1-0の勝利。終盤で上位相手に貴重な勝ち点3を得ました。今日勝利すればJ2昇格が確定。また、土曜日の藤枝MYFCの結果次第では優勝が決まる可能性もあります。

★カマタマーレ讃岐 今シーズンここまで9勝8分14敗の勝ち点35
前節はホームで相模原と対戦し1-0の勝利。途中からピッチに立った重松の今シーズン7ゴール目で讃岐は10試合ぶりの勝ち点3を得ました。北九州のホームで戦うのはともにJ2のカテゴリーにいた2016年以来の対戦。
勝利して4連勝で今シーズンのフィニィッシュを目指します。

過去の対戦成績

過去の対戦成績は北九州の3勝、讃岐の1勝、引き分けが3つという結果です。
今季は第9節に対戦し1-1の引き分け。北九州は川上竜、讃岐は中村亮のゴールでした。北九州のホームで対戦するのは2016年以来3年ぶり。そしてミクスタで戦うのは初めてです。

2016年は北九州のHでは3-0で北九州の勝利(北九州:当時在籍していた原がハットトリック)
讃岐のHでは1-1の引き分け(北九州:小松塁 讃岐:エブソン)

2015年は北九州のHで戦い2-0で北九州の勝利(北九州:原一樹、風間宏希)
讃岐のHでは1-0で讃岐の勝利(讃岐:木島良輔)

北九州は過去ホームで負けなし。今回もホームというアドバンテージを生かして、自分たちのサッカーを貫き勝ち切ることができるでしょうか?

今シーズンの成績 (31節終了時点)

★ギラヴァンツ北九州 18勝8分5敗の勝ち点62(46得点25失点 +21)
先制試合:19試合 15勝3分1敗(16節のC大阪戦は逆転負け)
先制された試合:10試合 3勝3分4敗(20節G大阪U23戦、24節,28節のYS横浜戦は逆転勝利)
スコアレスドロー:2試合 7節の秋田、13節の藤枝戦

ホーム:8勝4分3敗 勝ち点25  21得点  14失点 得失点+7
アウェイ:10勝4分2敗 勝ち点30  25得点  11失点 得失点+14
複数得点:15試合
無得点:4試合
無失点:13試合
最多得点:3得点
最多失点:2失点(7試合)
今季最多連勝は5連勝

★カマタマーレ讃岐 9勝8分14敗の勝ち点35(31得点44失点 -13)
先制試合:12試合 9勝3分(先制試合は負けなし)
先制された試合:17試合 3分14敗 (逆転勝利なし)
スコアレスドロー:2試合(3節熊本戦、28節長野戦)

ホーム: 6勝3分7敗 勝ち点21  18得点  19失点 得失点-1
アウェイ:3勝5分7敗 勝ち点14  13得点  25失点 得失点-12
複数得点:9試合
無得点:11試合
無失点:6試合
最多得点:3得点(12,21節のYS横浜戦)
最多失点:5失点(16節の八戸戦、23節の秋田戦)

前節10試合ぶりの勝利、3試合ぶりの無失点。今季は最大2連勝と3連敗
前半戦(7勝5分5敗 勝ち点26 22得点22失点)
後半戦(2勝3分9敗 勝ち点9  9得点22失点)

後押しになるか?ミクスタでの声援

参考記事(J3最下位も味わった北九州。
ミクスタと共に歩む再建への道。)

2019年の4月に掲載された記事。ギラヴァンツ北九州はアクセスも良くスタジアム環境が整っているミクニワールドスタジアム北九州でホームゲームを実施している。スタジアムは2017年の1月に完成した。

ギラヴァンツ北九州は2016年にJ2の下位に沈み、翌年からJ3リーグで戦うことになった。昨年は最下位という苦しい結果も、今季は小林伸二監督と共に大きな躍進を遂げている。

連動した攻守の動きがはまるか?繋いで得点に繋げるか?

ボール支配率やパス数はリーグ全体で見ても高い両チーム。北九州は連動したアグレッシブなプレスを攻守に渡って展開するスタイルがシーズンを通して浸透してきた。

結果的にそこからサイドへの展開や、ショートカウンターでシュートを打ち得点に結びつけている。

対して繋ぐことを意識する讃岐はシーズン開幕直後は5試合負けなしで上位に位置していた。前半戦は7位で折り返すも、シーズン後半に入ると得点力不足に陥りなかなか勝利に結びつけられずにいた。

前回10戦ぶりに勝利をしたメンタリティーをこの終盤の一戦で発揮できるかも注目したい。

北九州は開幕4連勝と最高のスタートを切った。しかし、15節~19節まで5試合勝利なしと一時順位を4位まで後退させた。

しかし、夏の移籍で加入した高橋大悟(21節~31節の11試合で7ゴール)や北川柊斗(21節~24節まで4試合連続ゴール。しかもすべて途中交代から)に加え横浜FMのユース出身の椿直起もチームに勢いをつけた。

得点力の向上もだが、チーム内での競争力も活性化し、これまでサイドでプレーしていた國分や新垣、また前線の池元、町野、ディサロらの刺激にもなりチーム力が向上。27節の沼津戦で首位を奪還し、次節の勝利で自力での昇格の可能性を得た。

昇格や、優勝というプレッシャーのかかる状況の中で、自分たちのサッカーを体現できるか。その点も非常に楽しみでもある。

雨の予報もある中で、セットプレーからの展開から得点が動く可能性もある。讃岐の重松は今季直接FKでゴールも決めている(町田在籍時も直接FKで得点)今季チームTOPの7ゴールを決めている重松の活躍にも期待がかかります。

熾烈な昇格、優勝争い

北九州が勝利すれば昇格は確定。ただ、優勝かどうかは前日の藤枝MYFCの結果で変わります。

第32節(11/23~24開催)以下の条件をともに満たすと、北九州のJ3優勝とJ2昇格が決定。
①北九州が勝利
②2位藤枝が引き分け以下

第32節(11/23~24開催)以下のいずれかの条件を満たすと、北九州のJ2昇格(2位以内)が決定します。
①北九州が勝利
②3位群馬と4位熊本がともに引き分け以下

▼JリーグのHPより引用▼

https://www.jleague.jp/special/finalphase/2019/j3.html

11月23日(土)藤枝MYFC対ブラウブリッツ秋田が対戦(13:00KO)
YSCC横浜対カターレ富山が対戦(13:00KO)

11月24日(日)ギラヴァンツ北九州対カマタマーレ讃岐は15:00にKO
SC相模原対ロアッソ熊本が13:00にKO
アスルクラロ沼津対ガイナーレ鳥取も13:00にKO
G大阪U23対ザスパクサツ群馬は15:00にKO

6位の鳥取まで昇格の可能性があるJ3リーグの終盤です。

前回のnoteでも記録しましたが・・

平均的な昇格ラインは69

2014年~2018年の5年間で上位2チームに入ったチームの1試合あたりの勝ち点平均は2.028

今季は34試合なので計算すると約69の勝ち点が現実的なラインになりそうだ。

※因みに過去1試合あたりの勝ち点数が最小で昇格を決めたのは2018年の鹿児島ユナイテッドFCで1試合あたり1.78の勝ち点。これに照らし合わせると勝ち点61が昇格にために最低確保する必要がある数値であると算出できる(あくまでも過去の実績で)

いよいよ終盤のJ3リーグはどんな結末を迎えるのか?23日の土曜日から目が離せません。是非お時間ある方はミクニワールドスタジアム北九州へ。そしてDAZNにてご覧ください!

 

ということで内容もお届けしました。J3リーグも魅力的なカテゴリーですね。また次回担当できることも楽しみにしたいと思います。

 

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Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。

現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。

【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。


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