【まさに座布団1枚なお話し】

       - コラム


先日TVで「林先生が驚く初耳学」を観ていました。

ついついこうした雑学系のバラエティー番組やクイズ番組は観てしまいます。それにしても林先生は幅広く知識もあって単純にすごいなと観ていて思いました。

先週の放送の中で面白いなと思った初耳学が「座布団」にまつわるお話。

みなさんは座布団の前後ろというのはご存知ですか?

座布団制作の過程をイメージしよう

座布団の正しい座り方を皆さんご存知ですか?

座布団は正方形ではなく、長方形であり、きちんと前と後ろそして裏表ががあるそうです。

なので、お客さんが来て座布団を進める際にはしっかりと前後を確認して準備をしておくとよいかもしれません。(座る方がそこまで気にされるかは分かりませんが・・)

中綿がずれないように、真ん中を留めている糸が見えるのが表面となります。

また、座布団は1枚の生地を折りたたんで3方を縫います。その際縫い目のない部分が正面となるそうです。

「なるほど!」と思わずTVの前で言ってしまいましたが、縫い目がない部分が正面というのは分かりやすいですね。

座布団1枚取っても深い意味がある。知っておくべきことかというよりも、1つ1つのモノ・コトに対する深い意味を知っておくことや、視点を持つことが大切だと感じました。

京都の座布団に隠れた優しさ

因みに、京都の座布団では前後を見分けるための優しい工夫が。

それは、中綿を留める糸が上から見ると「人」の形になっているとのことです。

これを見て、「人」の上の部分が正面を指すため、わざわざ1つずつ縫い目を確認せずとも分かるとのことでした。こうした気遣い、優しさは嬉しいですよね。

豆知識としての座布団

また、クレーム対応で現地に行く際には座布団には座らないようにレクチャーされているそうです。

用意されている座布団の下に、壊れやすいモノが置かれていることもあり更なるクレームをつける可能性があるからだそうです。(あくまで可能性の話だと思いますが)

この視点も「なるほどなぁ」と感じました。

優しい使い方もあればそうでない使い方もある。

座布団1枚取っても奥の深さがあることを感じた時間でした。皆さんもちょっとした雑学に是非覚えてみてはいかがでしょう?

 

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。

現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

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