コトバ日記ーコンサバー
※noteで過去に掲載したコラムです
「コンサバねえ・・・」
と言われたらみなさんどんなリアクションをしますか?
最近はまっている漫画の一冊に三田紀房さんの『インベスターZ』という漫画があります。現在モーニングに掲載中。
http://morning.moae.jp/lineup/291
この「コンサバねえ・・・」という件は著書では2巻の終盤のワンシーンで出てきます。
漫画の中身は本当に面白いので実際に買って読んでみてください。
さて。話を戻して「コンサバ」という言葉。
いきなり言われてもピンとくる人はもしかしたら少ないかもしれません。
コンビニに売ってるサバでも、紺のサバイバルジャケットでもありません。
コンサバ=「コンサバティブ」(conservative:保守的な)という意味です。
コンサバファッションのイメージの方が強い方もいるかもしれませんね。
要は「あなたって保守的な人ね」という意味です。
これは捉えようによっては決してマイナスではありませんが、嫌な気持ちになる人も中にはいるかもしれませんね。
では、少し考えてみて欲しいのですが。
「コンサバねえ・・・」と言われるのと
「保守的ねえ・・・」と言われるのとに違いはありそうですか?
どうでしょう?
僕自身の見解としては「コンサバねえ・・」と言われる方が心理的ダメージが少ないように思います。
もちろん、コンサバ=「コンサバティブ」(conservative:保守的な)という意味を相手が知っていることが前提ですが、言葉を一度変換する時間を持つことで相手がきっちりと言葉を受け止めることができるからです。
英語→日本語と変換する中で冷静に言葉を受け止めて判断を自分自身で行うからです。
アンガーマネジメントという怒りをコントロールする在りかたを伝えてくれる考え方がありますが、その中で「6秒間」待てば怒りは収まるという考え方もあるそうです。
先日英語を話せる同士でルームシェアをしている友人も、普段は日本語で会話するけど、都合の悪いことや喧嘩の時は英語で喋っちゃうと話していました。
もしかするとですが、自然とそうした間接的なコミュニケーションを取ることで相手のことを考えているのかもしれません。
コミュニケーションについては直接的にしっかりと伝えた方が良い時もあれば、そうでない時もあると思っています。
全てはケースバイケース。
ただ、大切なのは相手の立場に立って話をしていくということだと思います。このことは決してコンサバティブな考え方ではなく、長期的に関係を構築していくために大切な考え方だと思います。
Kotokake代表 能政夕介(のせ・ゆうすけ)
立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。
現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。
Kotokake公式HP-話し方講座やオンライン講座も実施中-
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