2021明治安田生命J2リーグ第37節レノファ山口FC対FC琉球の一戦をJリーグ公式映像DAZNにて実況担当

      2021/11/30    - スポーツ実況


2021年11月3日(水)はJリーグ公式映像DAZNにてJ2リーグの実況を担当します。対戦カードはレノファ山口FC対FC琉球の一戦です

ホームの山口は前節アウェイで千葉と対戦。立ち上がりから千葉にボールを握られて攻め込まれるシーンもあったが、GKの関を中心に粘り強い守りを見せる。池上や草野がゴールに迫るシーンも見せたが得点は生まれず0-0のスコアレスドローで決着。勝ち点を1を積み、山口は3戦連続の引き分けとなった

一方の琉球は前節ホームで順位の近い町田と対戦。開始早々に中川の強烈なミドルシュートや、セットプレーから金井がゴールへ迫るシーンも見せた

お互い攻撃の持ち味を発揮しつつも得点は生まれず、0-0のスコアレスドローで試合終了。琉球はこれで2試合負けなし。そして16試合ぶりの無失点試合となった

山口は前節2年ぶりに下関開催のホームゲームだったので維新みらいふスタジアムで戦うのは約1か月ぶり

3連戦の初戦は両チームスコアレスドローで勝ち点を1積んだ。シーズン途中から指揮を執る両監督が初の連戦でどのような采配を見せるかも注目したい

(J2リーグ 解説:山形恭平さん リポーター:トクダトモヨさん 実況:能政夕介)※追記、修正の可能性あります

順位と前節の振り返り(2021年11月2日時点)

レノファ山口FC:8勝11分17敗で勝ち点35の17位(31得点46失点)

山口は前節千葉と対戦して0-0のスコアレスドロー。立ち上がり苦しい展開で攻め込まれる場面が目立つも結果的に無失点に抑え、23節の秋田戦以来となる13試合ぶりの無失点で勝ち点1を積んだ

前々節の京都戦で退場し出場停止となった菊池に代わって楠本が2試合ぶりに先発。島屋に代えて高井を4試合ぶりに先発起用

立ち上がりこそ千葉ペースで試合が進むも、前半の途中からは山口もボールを保持しながらサイドからのクロスや、縦パスを前線に入れてチャンスをつくる

終盤押し込まれる時間帯もあったが無失点で試合を終えた

山口は34節水戸戦はホーム戦だが、2年ぶりの下関開催だったので、維新みらいふスタジアムに戻っての一戦は約1か月ぶり。ホームでの勝利は9/14の金沢戦以来となるが、チーム一丸となって勝利を目指し、名塚監督体制で初の勝利を目指していきたい

FC琉球:16勝8分12敗で勝ち点56の8位(49得点39失点)

FC琉球はホームに順位の近い町田を迎えての一戦だった。池田が2試合ぶり、岡崎も2試合ぶりとメンバーを一部変えて臨んだ

試合は立ち上がりから中川のミドルシュートで琉球が町田ゴールに迫った。どちらも攻撃の部分では個性を発揮し、琉球はサイドからの攻撃に加えアグレッシブな守備で戦う姿勢を示した

得点こそ生まれなかったが見ごたえのある試合を見せ、喜名監督はこれで就任後1勝1分と負けなしで中2日の一戦へ向かう

琉球は富所が前節の試合でイエローカードを提示されて今節は出場停止となる。18節以降はスタメンとしてチームに貢献してきた富所の代わりに誰を起用してアグレッシブなスタイルをアウェイの地で見せるのか注目していきたい

過去の対戦戦績(山口4勝・琉球3勝・引き分け1つ)

リーグでの対戦成績J3時代も含めると山口の4勝、琉球の3勝、引き分けが1つという結果になっている

今季は第2節に琉球のホームで戦い、結果は2-1で琉球が勝利(琉球:阿部、田中恵太 山口:草野)開始早々に阿部のゴールで先制した琉球が前半だけで2点のリードを奪う。後半に草野が1点を返して山口もゴールに迫るも、琉球がホームで勝利を収めた

昨季は山口のホーム戦では4-1と山口が勝利(山口:イウリ、高井、ヘナン、田中陸 琉球:茂木)
また、琉球のホームでは1-0で琉球が勝利(風間 宏希)している

通算成績で見ると山口がホームの試合では3勝1敗とホーム戦では対琉球戦で相性の良さを示している

山口にとっては残留争いから1歩でも抜け出したい一戦。山口はこの後大宮→北九州→松本→甲府→愛媛と残留争いや昇格争いに影響を受けるチームとの対戦が続く

山口、琉球ともに中3日の連戦。とタフなスケジュールではあるが、今季2度目の対戦はどのような結果になるのか?楽しみです

今シーズン(2021年シーズン前節まで)の成績

★レノファ山口FC 8勝11分17敗で勝ち点35(31得点46失点)

先制試合:13試合 8勝3分2敗 7節と32節の対東京V戦逆転負け
先制された試合:18試合 15敗3分  完封負け11試合
スコアレスドロー:5試合 松本・岡山・北九州・水戸・千葉

ホーム:   5勝5分8敗 勝ち点20    18得点  21失点 得失点-3
アウェイ: 3勝6分9敗 勝ち点15     13得点  25失点 得失点-12
昨季は9勝の内ホームで7勝。現在ホーム戦は9/14以来勝利なし。前節13試合ぶりに無失点

複数得点:9試合
複数失点:15試合
無失点:9試合(前節13試合ぶりの無失点)
無得点:16試合

<得点>前半に12得点 後半に19得点
<失点>前半に22失点 後半に24失点 前半15分以内に8失点。後半15分以内に11失点

31得点中セットプレーからの得点が4割近くあり大きな武器になっている。精度の高いキックを蹴ることができる池上や田中渉に高さのある渡部やヘニキが空中戦でタフに戦う

前後半共に立ち上がりからの失点が数字上は多いので、中3日とメンバーが入れ替わっても集中した入りを見せていきたい

★FC琉球 16勝8分12敗で勝ち点56(49得点39失点)
先制試合:17試合 11勝2敗4分 16節の新潟戦、29節の京都戦は逆転負け
先制された試合:16試合   5勝10敗1分 (5節千葉、14節栃木、24節北九州、27節秋田、35節松本は逆転勝利)
スコアレスドロー:3試合(6節大宮・12節京都・36節千葉)

ホーム:  9勝3分5敗  勝ち点30  23得点   12失点   得失点+11
アウェイ:7勝5分7敗  勝ち点26  26得点   27失点  得失点-1

複数得点:16試合
複数失点:10試合
無失点:10試合(前節16試合ぶりの無失点)
無得点:12試合

<得点>前半に17得点  後半に32得点 後半15分以降で27得点と尻上がり

<失点>前半に16失点  後半に23失点 セットプレーからの失点(特にCKから9失点と多い)
※前節16試合ぶりに無失点。その前は6試合連続先制をされていた(30節~35節)

逆転の琉球と呼んでも差し支えないくらい今季は先制されたとしても勝ち切れるポテンシャルを持っている(昨季は先制された後の逆転勝利は2試合)

とはいえ琉球からしても自分たちのペースで試合を握るために先制点を奪い優位に進めたい。前節ような立ち上がりからのアグレッシブな攻撃や、前線からの守備を中3日かつアウェイ移動もある中でしっかりと体現したい

個人的な見どころ

両チーム中3日の連戦ということもあり、どのようなチーム編成をしてくるのかはポイントになりそうだ

山口は楠本、琉球は富所が累積警告で出場停止。両監督にとっては指揮を執りはじめてから初めての連戦となる

8試合ぶりの勝利を目指す山口は試合の入りと得意のセットプレーから先制点を奪いたい。琉球は前節立ち上がりから積極的にゴールに迫るシーンを見せた。監督が代わっても琉球は高い攻撃への意識をもっと望んでくる。相手の攻撃をしっかりと抑えつつも、攻守の切り替えや裏へのスペースを上手く使いながら先制点をもぎ取りたい

一方の琉球は喜名新監督就任後も攻撃への意識のベースは変えず、各ポジションの役割を明確にしているようにも見える。特に両SBの攻撃参加も脅威となる。ボールを保持しながら、高い位置を取ってフィニッシュまで持ち込みたい

琉球はセットプレーからの失点が今季少し多くなっているので集中して守りつつ、攻守の切り替えの部分で相手に優位に立たれることなく自分たちのペースで試合を運んでいきたい

セットプレー、サイドの攻防(琉球は金井、沼田はサイドからもチャンスをつくる)、攻守の切り替え(山口は3バック、琉球は4バック。ボールを失わずにボールを握りながら攻め込めるか)

前節からメンバーが変わる可能性もあり、代わりに起用された選手がどのようにチームのコンセプトを体現できるか?今季両監督はシーズンの途中から就任。ヘッドコーチとして帯同しているものの、監督という立場から選手たちにどのように考えを落とし込めているか?

残留争いから抜け出したい山口は勝ち点3を。4位以内を目指して未来のために戦う琉球も勝利を目指して戦います

個人的な注目選手

レノファ山口FC #31草野侑己
山口は今季ここまでチームトップの5得点をマークしている草野のプレーに注目したい。攻守の切り替えから早く前線の草野にボールを供給して得点につなげる事ができるかはポイントになりそうだ

もちろんセットプレーで存在感を放つ池上にも注目したいが、勝つためには得点が必要となる。チームを勝利に導くプレーを楽しみにしたい

FC琉球 #35 金井貢史
一方のFC琉球は今季途中から加入した金井(7/28 甲府より加入)が存在感を見せている。ここまで12試合に出場して1得点

直近の2試合でも高い位置を取り、攻守にわたってハードワークしてチャンスメイク。前節もサイドを起点にチャンスをつくっていた。中3日かつ移動もあり厳しいコンディションとなる可能性もあるが、だからこそ豊富な経験を持つ金井のプレーでチームに流れを引き寄せたい

シーズン途中から指揮を執る両監督

ホームのレノファ山口FCは9月29日に名塚善寛ヘッドコーチがレノファ山口FCの監督に就任

そしてFC琉球も10月20日に喜名哲裕ヘッドコーチが監督に就任

順位状況、立場は違えどサポーターに向けて勝利を届けたい気持ちは同じ。山口は名塚体制での初勝利を飾ることができるか?そして琉球は喜名監督就任後ここまで1勝1分と負けなし。更に勝ち点を積み上げてより高い順位を目指していきたい

連戦となるシーズン終盤。1試合1試合にドラマが待っています。今節はどんな戦いになるのか?皆さんに楽しんでいただけるよう心を込めて準備していきたいと思います

試合は11月3日(水)祝日の14時に山口のホーム維新みらいふスタジアムにてKOです!

現地、もしくはDAZNにてお楽しみください!

 

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Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。

現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。

【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。


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