2020年の『初喋り』はBリーグ16節大阪エヴェッサVS新潟アルビレックスBBのGAME2

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2020年1月5日(日)に行われたBリーグ第16節大阪エヴェッサVS新潟アルビレックスBBのGAME2を実況担当しました。

解説はあべの翔学高等学校バスケットボール部顧問の鈴木慶太先生でした。鈴木先生は人脈が豊富で戦略はもちろん、各選手のパーソナル情報も提供していただき一番近くで話を伺えるので個人的にも非常に有難い時間でした。

担当したのはGAME2のみですが、GAME1も簡単に振り返り

試合は大阪が2020年最初のカードを連勝で飾る

GAME1は12月7日の京都戦以来となる全員が試合に出場し89-61で大阪が勝利。第1Qは昨年末に加入した新戦力バローンが躍動。第2Qは橋本が1人で10得点で12月の勢いそのままに活躍。長谷川も久々のプレーだったが3ポイント1本を含む5得点。

しかし新潟もパーキンズが奮闘し、前半だけで11得点。今村圭太や上江田の3ポイントも決まり前半は大阪が4点リードで折り返した。

後半に入って、インサイドでアイラブラウン、伊藤も続き後半の序盤で連続得点を奪い一気に差を広げた。アイラブラウンは3Qだけでダンク含む12得点。10分間コートに立ち続けチームを盛り立てた。

新潟はハミルトンが3Q途中から失速。4Qは出場ぜず、今季最も少ないプレータイム19:19となった。

新戦力のパーキンズが25得点。成長続ける今村圭太が11得点と2人でチームの半分の得点を奪うも、3ポイントの成功率が上がらず28点差という悔しい敗戦となった。(開幕戦となるアルバルク東京戦以来の点差)

大阪|16|22|29|22|=89
新潟|16|18|12|15|=61

GAME2は新潟が健闘するも大阪が2連勝

▽試合のハイライト▽
https://www.youtube.com/watch?v=eVmhyjd7g2o&feature=onebox

GAME1終了後に新潟の鵜澤選手は以下のようにコメント(公式サイトより引用)

(明日の試合に向けてどうのように戦いますか?)
とにかく勝って帰るだけです。今日のような点差で負けるようなチームではないです。自分たちにもプライドはありますので、明日しっかり勝って新潟に帰りたいです。

新潟は試合直前にラモント・ハミルトン選手が体調不良で欠場とリリース。今季ここまでパーキンズ、ハミルトンと2人は全試合スターティング5だったが初めて池田がスタメンとなった。

そして大阪はリチャードヘンドリックスが12月11日の滋賀戦以来の復帰。(股関節唇損傷で3週間離脱)オマラが2カ月の離脱の中で、ヘンドリックスの復帰はチームとしても明るい材料に。また、試合前練習では合田がランニングやシュートを行う等実践復帰間近を感じさせた。

試合はハレルソンに池田がつく展開となり、大阪はミスマッチを狙ってオフェンスも組み立てる。立ち上がりは両チームTOもあり、少し重たい展開に。第1Qはそのハレルソンがインサイドで躍動。2Pシュート4本成功させ8得点(GAME1は1試合で8得点)そして5リバウンドと活躍。橋本5得点。ヘンドリックスも4得点を奪った。

新潟はアウトサイドから鵜澤の3ポイント2本、五十嵐も1本決め点差を開かせない。パーキンズのインサイドでの奮闘も光り6得点を挙げて第1Qは21-17で終了する。

第2Q主導権を握った大阪はハレルソン、中村、畠山が3ポイントを決める等の活躍もあり、点差を一時16点に広げる。しかしオフィシャルタイムアウトの後から新潟も反撃。柏木が上手くゲームをコントロールし、パーキンズの連続得点、五十嵐の得点、池田もDFリバウンドで貢献し5点差まで詰め寄る。

しかし畠山がこの第2Qはスティールにアシスト、そして自らも3ポイント2本を決める等躍動し、結果的に45-34で前半を折り返した。GAME1が4得差。新潟もGAME1と比べると3ポイントの成功数が上がったが、大阪も3ポイント7本を前半だけで決めてリードを広げた。

後半にも追加点、守備には課題も

後半に入り攻勢を強める大阪は、オフェンスリバウンドもしっかりと取りセカンドチャンスも生かした。更に今野が3ポイント2本を決め、普段は2ポイントがメインのヘンドリックスも3ポイントを中央から2本決めて得点を重ねた。

新潟は五十嵐、今村圭太の3ポイントが決まるも3Qはこの2本のみ。パーキンズが7得点。GAME1と比較すると、TOも少なく改善も見られたが、得意のディフェンスリバウンドを取れずに、守備の時間が長くなってしまいリードを広げられてしまった。

第4Qは大阪は長谷川、小阪、今村拓夢もコートに送り出す。藤高が1試合で12分近くプレーし、アイラブラウンを休ませるなどプレータイムをシェアしながら試合を進めた。

新潟は4Qもパーキンズがゴール下で得点を重ねて32得点を一人で取り(GAME1は25得点)特に2ポイントの成功率は13/17で76.5%とマークが厳しい中でも結果を残した。日本人選手の五十嵐が11得点、今村圭太が9得点、鵜澤が8得点と奮闘し昨日よりも得点数は伸ばしたが、2020年最初のカードは連敗。新潟は3連敗を喫してしまった。

しかしながらコートに立つ選手や応援するブースターの皆さんからはエナジーを感じることもできた。天皇杯ファイナル、オールスターとリーグ戦の間隔が空く間に、補強を含めてチームを立て直すことができるか重要になりそうだ。

次節はホームで横浜と対戦する。

 

年始の試合連勝を収めた大阪だがGAME2オンザコート1になった新潟に対して、恐らく準備してきた攻守と異なる部分もあり、ミスも見えた大阪。また、ヘンドリックスが約1カ月ぶりに復帰をしたことで変化もあったように思う。

しばらくはハレルソン、ヘンドリックス、バローンのローテーションとなるだろう。そして、合田が完治して合流するとまたチーム内の競争も高まってくる。その中で、誰が出ても天日HCの掲げるバスケを再現性持って体現できるか?そのクオリティが高まれば、2020年の大阪にも期待が高まる気が個人的にはしました。

▽GAME2の結果▽

大阪|21|24|27|20|=92
新潟|17|17|21|19|=74

2020年最初の中継が大きなトラブルなく終わりました。バスケはプレー経験もなく、まだまだ学ぶことが多いのが現実です。ただ、盛り上がりを見せるバスケに少しでもワクワクや面白さを中継を通じて感じてもらえるよう引き続き勉強していきます。

しばらく担当はありませんが、次回どこかの試合を担当するときには、よりよい内容を伝えられるように臨みます。ご覧いただいた皆さんありがとうございました。

 

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Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。

現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。

【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。


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