【出演情報】Bリーグ2022-23シーズンの滋賀レイクスVS秋田ノーザンハピネッツの一戦を実況担当

      2023/09/25    - スポーツ実況


2023年1月7日、8日に実施されるBリーグ2022-23シーズンの滋賀レイクスVS秋田ノーザンハピネッツの一戦をバスケットLIVEにて実況担当します

▽以下見どころ▽

2022年も多くの激闘があったBリーグ。大晦日、元旦にも試合が行われ、天皇杯も白熱。Bリーグだけではなくウィンターカップと高校生年代の戦いも冬のバスケットシーズンを盛り上げてくれています

2022年上手くいったチームも、そうでなかったチームも2023年切り替えて飛躍を願いたいところです

現在滋賀レイクスは9連敗中と滋賀ダイハツアリーナ初戦の三河戦以来勝利なし。新たにジョーダンハミルトンや福岡大大濠から特別指定選手として湧川颯斗が加入
今季はHCの交代、けが人の影響も出て下位に沈んでいますが、テーブス、ブバが戻ってくることでチーム本来の輝きを取り戻す事ができるか?楽しみです

秋田は前節三河と対戦し連勝。持ち前のハードワークで粘り強く戦い、ホームで嬉しい勝利を飾り勢いに乗ります

秋田は現在12勝14敗。今季は2度の3連勝を飾っています。昨季同様ハードな守備に加えてスコアラーのキッド選手、そして能力の高い日本人選手も在籍
12勝中、9勝がアウェイ戦。戦う場所に影響を受けず好成績を残しています

12月からは前田謙蔵HCもベンチ入り。2022年年末の勢いを、2023年の初戦に繋げていきたいところ

今節は1/6に2試合(信州VS新潟・広島VS三遠)と金曜日から日曜日までバスケットを楽しむことができます

高校サッカーやラグビー、陸上と年始からスポーツが熱いですが是非バスケットLIVEでもお楽しみください!

解説:北波正衛さん(立命館大学バスケットボール部監督)
実況:能政夕介

※加執・修正の可能性もあります

今季の両チームについて(1/5時点)15節終了時点

滋賀レイクス【平均73.3得点(リーグ21位)平均87.3失点(リーグ21位)】4勝22敗で西地区8位(9連敗中)

滋賀は前節アウェイで茨城と対戦。GAME1は後半に51得点の猛追もあと一歩及ばずに83-90で敗戦

GAME2は前半4点差で折り返すも、後半で点差が開き69-87と勝利を飾る事はできなかった

直近5試合の平均失点は90点。集中力を保ちながらゲームを戦い切れるかは今節のカギになりそうだ

ハミルトンは今季途中から加入し、ここまで8試合で平均22.6得点、3Pは22/59で37.3%、平均リバウンド7.3回、アシスト4.3回とプレー経験のあるチームとはいえ結果を残している

前節もGAME1は28得点12Rとダブルダブルを記録。GAME2も26得点を記録し、加入から8試合すべての試合で2桁得点をマーク
TOが平均2.8回となっているがチームとのフィットが進めば、より貢献度も上がるはず

とはいえスタッツ上では多くの要素で秋田に上回られている滋賀

秋田の積極的な守備に対して粘り強く戦い、TOを減らしながら1試合通じて安定的なプレーをホームで見せたい

秋田はFGの試投数が68.0回でリーグ2番目と積極的にシュートを打つ

ファウルを受ける回数は多くないがFTの成功率が76.6%とリーグ3番目に高く、ファウルの数は1試合平均21.8回とリーグで2番目に多い滋賀はファウルの質やタイミングも意識しながらアグレッシブな守備を見せたいところです

秋田ノーザンハピネッツ【平均79.1得点(リーグ12位)平均78.1失点(リーグ15位)】12勝14敗で東地区4位(連勝中)

秋田は前節ホームで三河を迎え連勝を飾った。今季ホームでの連勝は初となり、チームとしても嬉しい勝利となった

GAME1はキッドが26得点、BS3本、3Pは4/13と積極的なプレーを見せ勝利に貢献。特に4Qは相手の得点を8点に抑える等、4Qだけでスティール5本、相手にTOを6つ与える秋田自慢の守備がさく裂

GAME2は一進一退の攻防もOR16,DR27で43回のリバウンドを奪った
また、TOも9本に抑えて、日本人プレーヤーの中山が18得点(3Pが4/5)、長谷川の欠場もあったが、大浦・古川が2桁得点と合計5人の選手が2桁得点をマークし79-71で勝利し連勝を飾った

3Pの成功率はリーグの中でも上位に位置し、成功率は34.6%でリーグ5位

特に個々で見ると、キッドが77/211で36.5%。負傷離脱中だが、田口は今季ここまで51/119で42.9%
古川も33/88で37.5%と好調

前節好調だったキッドや中山に加え、川嶋や伊藤、前節出場機会を得た大浦が活躍を見せればまだまだ上位を狙う事ができる

持ち前のハードな守備と組織力で今季3度目の3連勝なるか?楽しみにしたい

両チームのメンバー編成(★は今季加入)

■滋賀レイクス(HC代行:保田尭之)
★ケルヴィン・マーティン
★ジョーダン・ハミルトン
★テーブス 海
★杉浦佑成
★デイビッド・ドブラス
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
星野京介
★テレンス・キング
★イヴァン・ブバ
★狩野祐介(3季ぶりに復帰)
★湧川 颯斗(特別指定選手として加入。複数年契約)
★金本 一真(練習生から今季途中契約)
森山修斗
川真田紘也

滋賀レイクスは先日福岡大大濠高校から特別指定選手として湧川選手の加入を発表した(来季のプロ契約も含めて複数年契約を締結)

高卒から大学進学や海外へ行かず国内でプロになる事例は決して多くない。メディカルチェック等含めて問題なければ今節からエントリー可能となる。ブバ選手、テーブス選手も復帰となれば層は間違いなく厚くなる

2022年はケガ人含めてチーム状況は万全ではありませんでしたが、リーグ後半戦に向けて巻き返しを図るためにチーム一丸となってホームで戦いたい一戦です

■秋田ノーザンハピネッツ(HC代行:ケビン・ブラスウェル)
★スティーブ・ザック(外国籍選手)
王偉嘉(アジア特別枠)
大浦颯太
田口成浩(左ひざ前十字靭帯断裂、大腿骨骨挫傷で全治未定)
★スタントン・キッド(外国籍選手)
★ケレム・カンター(外国籍選手)
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
古川孝敏

秋田は今季外国籍選手を補強し多くの選手が残留。昨季チーム最多となる31勝を記録。今季は前田HC不在の中でも粘り強く戦い、12勝14敗と戦績を五分に戻しつつある
12月の川崎戦から前田HCはベンチ入りしブラスウェルHCをサポート
まさにチーム一丸となって戦っている

ただ、先日、田口の負傷が発表されその影響は大きく。今後厳しい局面も想定されるかもしれない

その中でも前節は長谷川の欠場なども重なったが、大浦のハッスルや中山の高確率の3Pがあった

カンターや川嶋と復帰してきた面々含めて2023年最初の試合をチーム全員で勝ち取りたい

過去の対戦成績(滋賀4勝・秋田6勝)

2021-22シーズン(秋田2勝)
滋賀 77-94 秋田 (2022.1.2)
滋賀 67-92 秋田      (2022.1.3)

2020-21シーズン(滋賀1勝・秋田1勝)
秋田
 86-76 滋賀 (2021.3.6)
秋田 74-77 滋賀      (2021.3.7)

2019-20シーズン(秋田2勝)
秋田
 77-63 滋賀 (2019.10.26)
秋田 71-68 滋賀    (2019.10.27)

2018-19シーズン(滋賀2勝)
滋賀
 77-68 秋田 (2019.3.9)
滋賀 92-76 秋田      (2019.3.10)

2017-18シーズンは秋田B2のため対戦なし

2016-17シーズン(滋賀1勝・秋田1勝)
滋賀
 84-61 秋田 (2017.2.4)
滋賀 73-74 秋田      (2017.2.5)

Bリーグ発足後は10度の対戦で滋賀が4勝、秋田が6勝とここまでの戦績は秋田がリード。昨季も年始に対戦し、秋田は滋賀のホームで勝利を収めている

滋賀は対秋田戦での勝利は2021年3月7日の試合以来なし。2季ぶりの勝利をホームで狙います

一方の秋田は昨季同様に、年始最初の試合をしっかりと勝利し連勝を飾りたい一戦です

滋賀の狩野は2009年-から東海大学でプレー。秋田の古川は2006年から東海大学でプレーし狩野が1年、古川が4年生の時に共にプレーしインカレベスト4へ

また滋賀の杉浦と秋田の伊藤は2016-19シーズンの3年間SR渋谷で共にプレーした経験を持ちます

こうした縁は試合前にも交流の姿が見えるので非常に楽しみですね

個人的なみどころ

2022年は10連敗、9連敗と苦しい戦いを強いられた滋賀レイクス
前節から中6日。新たな1年がスタートする中で、連戦からのリフレッシュやけが人の復帰・復調や新戦力の加入等良い側面もある

だからこそチームとしては上昇のきっかけを掴まなければいけない一戦になる

今季は自動降格もあり、シーズンは中盤だが一戦必勝で戦っていきたい

滋賀は課題の1Qにいい立ち上がりを見せることができるか注目したい

12/18の信州戦GAME2から1Q出だしで相手にリードをされる試合が続いている

12/18 VS 信州  1Q 12-28
12/24 VS A東京  1Q 11-24
12/25 VS A東京  1Q 14-32
12/28 VS 京都     1Q 12-23
12/30 VS 茨城  1Q 12-24
12/31 VS 茨城  1Q 11-26

12/17のVS信州戦は1Qで20-18でリードし、前半も36-34とリードで折り返した。試合は65-72で敗れるも、接戦となった

もちろん1Qの結果だけが全てではなく、前節の茨城戦のように後半での猛追や2Qでビッグクオーターをつくり点差を縮める部分もある

それでも、立ち上がりからリードを奪い試合を有利に進める事ができれば勝利に近づく可能性が高まる
そのためにはアグレッシブかつ不要なミスをなくして、いい立ち上がりを今節きり試合を通じて安定した戦いを見せていきたい

秋田は徐々に昨季の姿に戻りつつある印象

シーズンスタートはハイスコアでやや失点も多く、昨季とは逆のスタッツを記録していました

12月は5勝7敗だが、勝利した5試合の平均失点は62.6失点と秋田は守備面で本来の良さが出れば勝利に大きく近づく可能性が高い

昨季はシーズン終えてチームでの3P成功率は37.8%で1位
平均得点数は中位だったが、要所で確実にアウトサイドのシュートを沈め勝利を重ねてきた

今季はここまで1試合平均3Pは9.2/26.5で成功率34.6%で5位

前節は2試合とも3Pの成功率は33.3%と大きく崩れることなく、またGAME1,2で異なる選手が活躍した

加えて、スティール数は今季ここまで平均7.2回でリーグ9位だが、GAME1では川嶋の4本をはじめチームで11本を記録

秋田は強度の高い守備で滋賀のTOを誘発できれば試合を有利に進める事ができる

リバウンド数は秋田が平均39.7回でリーグ4位(滋賀は36.2回で15位)と上回っており、滋賀は前節のGAME1同様に集中してリバウントを取りチャンスに繋げたい(前節茨城戦GAME1は39本)

滋賀はTOを減らし、リバウンドからのセカンドチャンスやファストブレイクから得点を奪いリードを早い時間からつくることができるか?

秋田は強度の高い守備で相手のTOを誘発し、得意の3Pで試合を優位に運びたい。特にリバウンドでの優位性を保ち、ペイントアタックやバリエーションのあるオフェンスでファウルの数が多い滋賀からファウルを奪って、FTで効率的に加点ができれば勝利に近づくはず

とはいえ、滋賀は新加入の湧川選手出場の可能性やけが人の復帰の可能性もありチームとして明るいニュースも

秋田は田口の負傷は大きな影響があるが、前節同様にチーム一丸で勝利を狙う熱い一戦になりそうです

個人的には初の滋賀ダイハツアリーナなので、楽しみにしたいと思います!お時間ある方は14時5分~両日試合が行われるので是非現地かバスケットLIVEでお楽しみください!

 

Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。

現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやバスケットLIVE、スカパー等でスポーツ実況も担当。
企業研修や組織開発のコンサルティングにも従事
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、幅広くオンラインや直接指導等を行っている。

【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
バスケットボールLIVEではBリーグや天皇杯を実況担当
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。


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