【J3リーグ第33節セレッソ大阪U23対カターレ富山の一戦をDAZNにて実況担当】
2018/11/27
2018年11月25日の14時から行われるセレッソ大阪U23対カターレ富山の一戦をDAZNにて実況担当します。セレッソ大阪U23にとってはホーム最終戦。そしてその前日24日にはトップチームのセレッソ大阪対残留争い正念場の柏レイソルの試合も行われます。
▼セレッソ大阪vs柏レイソル 明治安田生命J1リーグ 第33節▼
https://www.youtube.com/watch?v=5d0NqywAIX4
J1リーグもJ3リーグも佳境。楽しみですね。J2リーグも東京V対大宮アルディージャの昇格POが3連休中に行われます。つまりすべてのカテゴリーが熱い!
セレッソ大阪U23対カターレ富山戦の見どころ
さて、それでは本題に戻って見どころをお伝えしていきましょう。
※試合は25日なので追記の可能性あります。
前回対戦時は第2節にセレッソにとってはシーズン初のアウェイ戦かつ過去一度も勝利経験のないという状況でした。
結果は米澤・中島のゴールで2-1と対富山戦初勝利(富山のゴールは今瀬のゴール)セレッソにとっては今シーズン初勝利の相手がカターレ富山でした。
そんな両チームの前節の結果とスタメンです。まずはセレッソ大阪U23。
前回はアウェイで盛岡と対戦。前半に先制しますが、徐々に押し込まれ終盤に途中交代の谷口海斗に2ゴールを奪われ2-1で逆転負けを喫しました。
▼前節盛岡戦のスターティングメンバー:セレッソ大阪▼
赤字は前節(琉球戦6-0で勝利から入れ替えたメンバーです)
セレッソは裏を狙う動きも多く、米澤はロングボールをピタリとトラップしてチャンスをつくるシーンもありました。山根も左サイドから絞ってのシュート等果敢にゴールを狙うシーンもあり、高い位置からの守備意識でボールを奪いショートカウンターという部分も特に前半上手くはまるシーンもあったように思います。結果としてスタメンの山田がゴールを奪い1-0で前半を折り返します。
しかしながら守備陣の受け渡しやスピードで抜かれる部分もあり、後半は徐々に盛岡ペースに。代わって入った宮市のポストプレーに、前半から決定機をつくっていた藤沼、そして得点力のある谷口と前線の3人に手を焼き、最終的には逆転負け。今節も森下は累積警告で出場停止(2試合停止なので)ですから恐らく舩木・石尾・瀬古は最終ライン固定。大山・沖野の先発はどちらか分かりませんが、守備面での変化には注目したいところです。
また得点のシーンはボランチの喜田が早い縦パスを入れて、米澤が山田とスイッチ。山田は前を向いてドルブルで前進し、相手の当たったボールも足元に上手くこぼれ冷静にシュートしてゴール。特に起点となった喜田のパスはナイスプレーでした。この日も中盤でボール奪取を何度も試みていました。西本との連携や役割分担も注目すると面白いかもしれません。
一方の富山は?
富山は前節アウェイでブラウブリッツ秋田と対戦。結果は2-2の引き分け。前半に佐々木陽次のゴールで先制するも、すぐさま同点に追いつかれます。それでも前半の終盤に才藤がゴールへの迫力を見せてきっちりと勝ち越し。集中した守備でこのまま富山の勝利かと思われましたが、終了間際に秋田がPK獲得。
ガンバ戦ではPKストップを見せた永井でしたがここは秋田もホーム最終戦の意地を見せて土壇場で同点に追いつき2-2の引き分けに終わりました。
▼前節秋田戦のスターティングメンバー:カターレ富山▼
赤字は前節の沼津戦(1-2で敗戦から入れ替えたメンバー)
この日はフォーメーションは同じですが、前節負傷交代した椎名に代わって差波がボランチ。ドリブルが得意な新井をトップ下に配置。ポストプレーもできる才藤を1トップに置きました。
その才藤はルーカスから受けたパスを相手選手を背負いながらもこらえて、佐々木陽次が粘ってそのままシュートを打ち先制。そして2点目は新井が得意のドリブルからカットイン、シュートを打ちそのこぼれ球を才藤が押し込み勝ち越しゴールを奪うなどゴールへの気持ちを感じるプレーが見えました。
サイドの攻防がカギを握るか?ミドルシュートからの展開も注目
4-4-2のセレッソに対して富山は3-4-3のフォーメーションが予想される。セレッソを再度のスペースを上手く使いチャンスをつくりたい。また高い位置から奪ってのショートカウンターを見せることができるかという点では前線の2トップに誰を起用するかも楽しみの1つ。
前回は米澤・山田の組み合わせだったが、中島を前線で先発起用するのか?また24日のトップチームの試合に帯同する選手もいるのか?今シーズンは良い成績を残しているU23のチームだけにその成果がどう表れるかも楽しみですね。
富山の前嶋・柳下も運動量豊富な選手で、特に柳下はフィジカル、負けん気も強くハードワークできる選手でもある。富山のスターティングメンバーにもよるが、サイドからのクロスの精度が更に上がればゴール前の混戦での攻防は見ごたえがありそうです。
ミドルシュートからのこぼれ球という点では、セレッソは中島が強烈なシュートを放ち、そのこぼれ球を詰めてゴールというシーンが琉球戦ではあった。富山も差波は強いミドルシュートを1つ武器にしており、GKが対処したその後DF陣がどのように対応するかによっても得点の行方は変わってくる。中盤でシュート打たせない守備ができるか。ボランチ間の攻防も白熱しそうです。
サイドネタもいくつか
・過去の対戦成績と得点者は以下の通り
2018年 A 2-1でC大阪U23勝利 米澤・中島 /今瀬 浮氣監督時代
2017年 H 1-1でドロー 西本/OG
2017年 A 0-0でスコアレスドロー
2016年 A 1-2で富山勝利 OG/萱沼2ゴール
2016年 H 2-3で富山勝利 岸本2ゴール/苔口、平出、西川(アディショナルタイムに勝ち越し)
・安達監督は就任後初のセレッソ戦。大熊監督にとっては富山とは6度目の対戦でこれまでセレッソの1勝富山の2勝2つの引き分け。ホームではまだ勝利なし。
・カターレ富山に在籍する苔口は2004年からセレッソ大阪でプロデビュー。Jデビューはヤンマースタジアム長居。(2004年3月13日 J1リーグ第1節 対名古屋グランパス戦)
・カターレ富山はここまでJ3通算149ゴールを決めており、次のゴールが通算150ゴール目に。
・勘違いしがちな出身ユースだが米澤はヴィッセル神戸、山根は広島のユース出身。大山は高卒(札幌大谷高等学校からは初のJリーガー)ルーキーとして昨年加入。
・セレッソの斧澤、森下、舩木にとっては2016年の富山戦がトップチーム昇格後の初試合。U18でプレーをしていた3選手はちょうど2年前にトップ昇格が発表された。その発表後初めての公式戦が富山戦。
・セレッソの瀬古にとってはJ3デビューが富山戦。そういった意味合いでは記憶に残っている対戦相手ではないでしょうか?
さてJ3リーグも次節を含めあと二試合。セレッソはホーム最終戦どのような結果で締めくくり、次節ガンバ大阪U23との大阪ダービーに備えるか?
富山にとっては次節のホーム最終戦に向けて、共に弾みをつけたい一戦は25日の14時にヤンマースタジアム長居でKO!是非スタジアムに、お越しになれない方はDAZNで是非お楽しみください。
能政にとっても今シーズン最後のJリーグ担当の試合です。心を込めて準備して臨みたいと思います。
【当日の結果は0-1でカターレ富山が4試合ぶりの勝利】
前半はセレッソがシュート数で上回りチャンスをつくるも0-0のまま後半へ。その後半のセットプレーで佐々木陽次からのボールをファーサイドの脇本がヘディングで先制ゴール。その1点を守り切り富山が4試合振りの勝利を飾りました。
セレッソは次節ガンバ大阪との大阪ダービー。富山はホーム最終戦に琉球を迎えます。いよいよJ3リーグも最終節です。
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Kotokake 代表 能政夕介
立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。
現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。
【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。