【J3リーグ第11節 鹿児島ユナイテッドFC対SC相模原の一戦をDAZNにて実況担当】
2018/05/23
2018年5月19日に行われたJ3リーグ第11節鹿児島ユナイテッドFC対SC相模原の一戦が白波スタジアムで行われました。その試合実況をDAZNにて担当しました。
▼試合のハイライト▼
https://www.youtube.com/watch?v=FhbA2nr1wMk
■順位の振り返り(10節終了時点)
鹿児島 3位 5勝 2分2敗 勝ち点17 (5節なし)
SC相模原 10位 3勝 3分2敗 勝ち点12(3節と8節なし)
鹿児島はここ5試合負けなし(4勝1分け)しかもこの5試合は全て複数得点と攻撃陣が好調。特にFWの川森は現在3試合連続得点中(今季ここまで4得点はチームTOP)また今季から加入の萱沼も先週の天皇杯で得点を決めており、スタメンが予想されていた(結果としては途中交代でした)
相模原も鹿児島と同じく好調なチーム状態だ。現在4試合負けなし(3勝1分け)かつ失点が4試合でわずかに1点と守備の改善に成功している。相模原は開幕からの4戦は2分2敗と苦しいスタートだった。特に失点は10点と守備の立て直しが必要になっていた。
GKの変更や、ここ最近の3試合はシステムを4-4-2から3-4-2-1にするなど変更をしながら中盤でボールを奪いペースを握る時間が増えていました。
天皇杯の最終予選では同じJ3リーグのYSCC横浜に1-2で敗戦したが、この敗戦をどのようにチーム・選手が捉えて戦っていくかは楽しみでもありました。
また、守備が4試合で1失点とフォーカスもされるが、相模原はリーグで唯一全試合得点を決めているチームでもあり、14得点はリーグ6位の成績であり(しかも1試合少ない)ここ4試合は攻守ともに非常に良い状態で戦っている。
前半は膠着した状態
鹿児島は第10節終了時点では先制点を取った試合が5試合。そのすべてを勝利で飾っていました。
一方の相模原は先制試合が8試合中7試合とリーグトップの数字。また後半に10得点はこちらもリーグトップの数値でした。
ですので先制点がどのタイミングでどちらのチームに入るのかは非常に注目でした。
鹿児島はこの日前線に川森・五領を起用し、3試合ぶりに野嶽が右サイドで先発でした。
特に五領はスピードを生かして裏に抜け出し、ゴールに迫りました。
一度はGKをかわして、永畑に落としシュートも打ちましたが惜しくもサイドネットでした。
一方の相模原は前半は攻められる時間があるものの、ボールを保持しながらじわりと攻め入り高い位置でセットプレーを獲得するなどチャンスをつくるシーンもありました。
ただこの日はジョンガブリエルが控えからのスタート。累積警告+休息等も考えての采配だったかもしれませんが、ゴールに迫る迫力はあと1つ足りなかったかもしれません。
しかしながら相模原は3バックに加え両サイドの守備も光り、前半を無失点に抑え後半へと移ります。
後半の終盤に試合が動いた
後半も激しい球際の競り合いが多く、得点こそ入らずとも見ごたえのあるシーンが多かった試合でした。
その中で、相模原が鹿児島陣内に攻め込み、シュートを打つと、DFに当たった際に結果としてハンドの判定でPKという結果になりました。
千載一遇のチャンスを得た相模原でしたが、このPKを10番菊岡がチャレンジするも失敗。
スコアは0-0のまま動かずに進みます。
得点が動いたのは両チーム得意とするセットプレーからでした。
途中交代のジョンガブリエルも守備に入っていた右サイドからのCK。
キッカー五領が蹴ったボールはゴールの方向に弧を描いて、ジョンガブリエルの頭に当たり入って鹿児島が先制します。
当初はオウンゴールからと思われましたが、流れの中でという判定で結果として正式には五領のゴールに。1-0と鹿児島がリードをします。
それでも、後半での得点が多い相模原は同点にするべく前線で体を張ります。
右サイドからジョンガブリエルに対してのボールを、田中秀人がPA内でのファウルという判定で相模原は2度目のPK獲得。今度はジョンガブリエルが冷静に決めて1-1の同点に追いつきます。
田中秀人はこれで次節累積警告で出場停止。
選手たちも審判に詰め寄るシーンが見られました。
このまま同点で試合終了かと思われたアディショナルタイム。
後半45分+2分の時間でした。
左サイドスローインから跳ね返ったボールを藤澤が左足でファーサイドへ。
そのボールに今日ファウルをしてしまった田中秀人がヘディングシュートを突き刺し決勝ゴール。
終盤の勝ち越しゴールで2-1にして、鹿児島ユナイテッドFCは6試合負けなし(6試合連続複数得点)で勝利を飾りました。
鹿児島は次節FC東京U23とアウェイで戦います。
一方のSC相模原はアウェイで藤枝MYFCと対戦。
好ゲームも見せてくれた両チームの次節以降の動向も期待がかかります。
鹿児島ユナイテッドFCは他チームの結果もありこれで暫定首位。J2昇格に向けて先は長いですが自信に繋がる1勝になったかもしれません。
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Kotokake 代表 能政夕介
立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。
現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。
【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。