【J3リーグ第23節C大阪U23対ギラヴァンツ北九州の一戦をDAZNにて実況を担当】

      2017/10/25    - スポーツ実況


10月11日(水)の19時より行われたJ3リーグ第23節C大阪U23対ギラヴァンツ北九州の実況をDAZNにて担当させていただきました。9月の3連休に実施予定だった一戦でしたが台風のため順延。
開催予定地だった和歌山県から大阪へと場所を移して試合は行われました。

C大阪U23は後半戦守備の安定化が進み調子を上げてきています。前回のU23同士の大阪ダービーでは初めてガンバ大阪に勝利。トップチーム含めて勢いそのままに勝利をしたいC大阪。

一方のギラヴァンツ北九州は昇格に向けて負けられない一戦。
対戦前時点では2位までの勝ち点差は11点。勝利をして勝ち点差を1桁にしたい大事な一戦でした。

終了間際の粘りを見せたC大阪U23

結果は2-2のドローでお互いが勝ち点1を分ける結果に。
北九州にとっては逆転した終盤に痛すぎる失点となってしまいました。

前半はC大阪がカウンターを含め、サイドからの攻撃で北九州ゴールへ迫ります。
そして、前半終了間際に右サイドの沖野がドリブルで仕掛けます。
こぼれたボールを米澤がキープ、大山へ落として中へクロスボールを入れます。

ここに反応したのが岸本。ダイビングヘッドでゴールに向かい飛び込みます。
このボールは北九州の守備陣も一度は防ぎますが、セカンドボールを逆サイドにいた山根が押し込み嬉しい2試合連続ゴール。

1-0とC大阪が1点リードで前半を折り返します。

負けられない北九州は後半開始直後から積極的に攻め込みます。
右サイドから福森が攻め上がり、クロスを試みます。このボールが手に当たりハンドの判定。
北九州はPKを獲得します。このPKをキャプテンの池元が落ち着いて決めて早い時間帯で1-1の同点とします。

そこから北九州はサイドを起点にチャンスをつくります。
勝ち越し点が欲しい北九州は同点に追いついた4分後でした。クロスボールに反応したのは先ほどゴールを決めた池元でした。

池元はこの日2得点で今シーズン15点目のゴールとしました。
このままリードを守りアウェイで勝ち点3が欲しかった北九州でしたが、試合終了間際にドラマが待っていました。

CKから岸本がニアに飛び込み強烈なヘディングシュート。
このシュートがネットを揺らし、後半45分に貴重な同点弾を決めて試合は引き分け。

ギラヴァンツ北九州にとっては悔しい結果に終わってしまいました。

C大阪U23の大熊監督も「粘り強さ、最後まで諦めない姿勢を強く感じるようになってきた」と話しをしていました。
育成と昇格と目的が異なるチーム同士の対決でしたが、C大阪がホームで意地の一発を見せた試合でした。

J3も最終節の12月3日まで昇格争いは目が離せません。
来シーズンJ2で戦うのはどのチームになるのでしょうか?引き続き熱戦に注目です。

 

Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。

現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
DaznでのJリーグ中継、なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継等も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

 


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