【DaznにてJ2リーグ第18節 京都サンガF.C.対FC町田ゼルビアとの一戦を実況担当】

       - スポーツ実況


6月11日(日)に西京極で行われたJ2リーグ第18節京都サンガF.C.対FC町田ゼルビアの一戦を実況させていただきました。
解説は元日本代表の望月聡さん。ピッチリポーターは海平和さんでした。
望月さんとご一緒させていただくのは初めてでした。現在はびわこ成蹊スポーツ大学で監督も務められています。

そして、リポーターはKBS京都の海平和さん。
海平さんとは大学生の時に京都学生祭典というイベントで一緒に司会をした経験もあります。
およそ10年ぶりの共演でしたが、こうしてお互い言葉を伝える仕事ができていることを幸せに思います。

京都の強さに対応した町田

この日両チーム選手を入れ替えてきました。
京都は望月、本多に代えて染谷、湯澤を起用。
町田は谷澤、戸島に代えて吉田、吉濵を起用。

立ち上がりは町田が京都の強みであるケヴィンオリス、田中マルクス闘莉王に対策を講じ京都へリズムをつくらせません。
パスの出しどころである、中盤でプレッシャーをかけて精度の高いパスを出させず、高さやフィジカルもある深津・リヨンジがしっかりとマークについていました。

町田は攻守にわたりコンパクトなプレーを見せ、吉濵のシュートを含め序盤からチャンスをつくっていきます。
そして、前半11分。右のサイド奥のスローインから、吉田がDFのプレッシャーを受けながらシュート!
これが先制点となり、この試合も町田は先制点を獲得し、0-1とします。

京都は得点を奪われたあとは中央だけではなく、サイドからもリズムをつくろうと攻撃を試みます。
石櫃から闘莉王へのクロスや、俊足の岩崎がサイドを駆け上がりチャンスメイクしますが得点には至らず0-1のまま前半を折り返します。

後半は徐々に京都のペースへ

高さのある2トップが対応された京都はサイド攻撃への厚みを増やします。
前半なかなかチャンスをつくれなかった小屋松は後半からスピードを生かし2列目からの飛び出しで決定機をつくります。小屋松自身の得点にはなりませんでしたが、ケヴィンへのラストパスを含め惜しいシーンを何度もつくりました。

少し攻め込まれる立場になった町田は、思わぬ形でピンチに。
左サイドから闘莉王へのクロスボールがDFの手に当たりハンドの判定。PKを献上してしまいます。

後半13分。このPKを闘莉王が冷静に決めて、今季8ゴール目を決めて1-1と試合を振り出しに戻します。
更に勢いに乗る京都は前半と変わらず岩﨑がサイドからチャンスをつくり、ゴールに迫ります。

そして、後半25分にMFの吉野がDFを背負いながらドリブルで町田のゴール前へ。そのままシュートを放ちゴールネットを揺らし勝ち越しゴールに。
吉野は移籍後初ゴール。今季初ゴールは、京都サンガでの嬉しい初得点でした。

終盤の粘りを見せた町田

10試合連続負けなしの粘り強さを持つ京都が今季初の連勝となるかと思われた後半の終盤、町田が猛攻を仕掛けます。
途中交代の戸高がサイドから再三チャンスをつくり京都のゴールへ迫ります。

そして、後半44分でした。
右サイドのスローインから中島が早く低いクロスを中へ供給。このボールに戸高が合わせて同点ゴール。
およそ2年間ケガで苦しいシーズンを送っていた戸高は3年ぶりのゴール。そしてJ2初ゴールを記録しました。

アディショナルタイムには更にゴールに迫る町田。ネットを揺らしましたがオフサイドの判定で京都は助かります。
結果2-2の引き分けで試合は終了。京都は連勝とはなりませんでしたが、11試合負けなしへ。
そして町田は連敗を避けアウェイで貴重な勝ち点1を得ました。

次節は両チームともにアウェイでの対戦。京都は湘南。町田は長崎と対戦します。
J2リーグも折り返しが近づいてきました。今季は近年まれにみる混戦のリーグ戦。
自動昇格は最終どのチームが得るのか?そしてPOの6以内にどのチームが入るのか?非常に楽しみです。

 

Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。

現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
DaznでのJリーグ中継、なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継等も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

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