【DAZNにてJ3リーグ 鹿児島ユナイテッドFC対ガイナーレ鳥取の実況を担当】

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6月4日鹿児島県にて開催された明治安田生命J3リーグ第11節、鹿児島ユナイテッドFC対ガイナーレ鳥取の試合を実況担当させていただきました。

鹿児島は4連敗中。鳥取は3連敗中とともに連敗を止めて浮上のきっかけを掴みたい一戦。
鹿児島はおよそ1ヵ月前に行われた天皇杯1回戦で鳥取と対戦で勝利。加えて昨シーズンから対鳥取に対しては負けなしと相性の良い相手。

鳥取は前節先制点を奪いながらも敗戦。悔しい思いをした分、立て直しをして臨む一戦。ミドルレンジからシュートを狙える選手もいる分、前回とは異なる攻撃にも期待がかかる一戦でした。

▼試合のハイライトはこちらから▼

試合は終盤にドラマが待っていました。

鳥取は前半に高い位置で沼がボールを奪うと、PA付近で強烈なシュート!
これがGKの狭いサイドを抜けてネットを揺らします。鳥取が先制して0-1。鳥取は対鹿児島戦で初めてゴールを奪いました。

得点後の守備が課題だった鳥取ですが、最終ラインの稲盛・秋山のCBコンビが鹿児島の藤本をしっかりとマーク。鹿児島もミドルレンジからのシュートや、サイドから野嶽がチャンスをつくるなど1点を追いかけますが得点には至りません。

鳥取も前田がミドルレンジからフリーでシュートを打つなど、両チーム一進一退攻防が続きます。
0-1と鳥取が1点リードで迎えた後半。
鹿児島はナソンス、赤尾、中原が中盤でボールを回しながらチャンスをつくりますが鳥取の固い守備に阻まれます。

試合が膠着した中、三浦監督と森岡監督は同時に動きます。
鹿児島は野嶽に代えて松下を投入。一方の鳥取は前田に代えて黒津を投入。

松下が入ることでボールがより回るようになった鹿児島。鳥取も黒津が真ん中でのパス交換でチャンスをつくるシーンもあり、お互いのチームで選手交代による良い流れが生まれていました。

しかしながら鹿児島は追加点を奪えず、鳥取も点差を広げるゴールを奪うことができません。

流れを変えたのはエースのゴールへの執念でした。
左サイド、ナソンスから中原、最後は中へ早いクロスを上げます。これに藤本が足を伸ばしながら反応。少し触ったボールはゴールへと吸い込まれ、価値ある同点ゴールが生まれ1-1の同点とします。

このままドローで両チーム連敗を止めるかと思われたアディショナルタイム。
松下から右サイドの奥へ。中に入ったボールをクリア。このクリアが不十分でPA内で高く上がります。
このボールに反応していたのが同点ゴールを決めた藤本。高く浮いたボールでしたが上手く抑えて打ったシュートは枠の中へ。サポーターがいるゴール裏では歓喜の歓声が上がりました。

藤本が得点ランキング1位に躍り出る2ゴールの活躍で鹿児島が逆転勝利で連敗ストップ。
一方の鳥取は先制点を守り切れず、前節と同じく悔しい逆転負け。4連敗を喫してしまいました。

鹿児島はエース藤本の活躍もですが、サイドからの攻撃でチャンスを多くつくっていました。
鳥取も前節から得点後の守備の意識は見られましたが終盤最後の競り合いで及びませんでした。沼や池ヶ谷をはじめミドルレンジから良い形もあった分、次節以降更に良いサッカーを見せてくれることに期待をしたいと思います。

J3リーグは現在秋田が負けなしの首位。
ただ、もちろん首位独走態勢を追うチームも多く、まだまだ混戦が予想されます。
次節以降熱い戦いを期待していきたいと思います。

 

Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。

現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
DaznでのJリーグ中継、なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継等も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

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