【GW最終日はファジアーノ岡山VS徳島ヴォルティスのDAZN中継を担当】

       - スポーツ実況


お陰様でGWは西日本各地で実況のお仕事をさせていただきました。
4月29日のなでしこリーグ1部の中継を兵庫県で実施(INAC神戸VSジェフレディース)

そして5月1日はJ3リーグの中継を沖縄県で担当(FC琉球VSブラウブリッツ秋田)
5月3日はJ2リーグの中継を大分県で担当(大分トリニータVS松本山雅FC)

GW最終日はファジアーノ岡山VS徳島ヴォルティスの一戦をファジアーノ岡山のホーム、岡山県にあるシティライトスタジアムから中継をお届けしました。

▽能政夕介が実況を担当:岡山VS徳島のハイライト▽
https://www.youtube.com/watch?v=vVJE4nTDqSo

連戦がの最終日?主導権を握ったのは?

この日の解説は元日本代表の佐藤慶明さん(佐藤さんが現在大阪産業大学にて准教授としてもご活躍中)。そしてピッチリポーターはユウセイプランニングにて寺西裕一アナから一緒に学んでいる藤原美佳さんでした。

J2リーグではお馴染となった中3日での連戦。
1週間で3試合という過密日程の中でのゲームでした。

直近の試合では岡山が0勝2敗。徳島が1勝1敗という状況でした。
連敗をホームで止めたいファジアーノ岡山と連勝を目指すアウェイの徳島ヴォルティスの一戦、主導権を握ったのは徳島でした。

徳島は前節の試合で右サイドの要でもあった広瀬選手が欠場。この日は小西が出場しました。連戦でチームの総合力が試される中、徳島は得意のポゼッションサッカーで試合を優位に進めます。

両サイドの小西、島屋、内田が前に顔を出し、そこに中盤のカルリーニョスや前川がパスを共有しチャンスをつくります。岡山は出だしこそ1トップの豊川にボールを出す攻撃でチャンスをつくりましたがその後は守りの時間が多くなっていました。

そんな中、前川は島屋とのワンツーパスでゴール前に走り込み最後はヘディングシュートで先制点。カウンターから血渡、カルリーニョス、島屋、前川と多くの選手が絡みながら得点を奪います。

徳島は前半の途中まででシュート5本と大きく流れをつくっていました。得点力不足に守備の課題もあった岡山は攻撃的な徳島に対してどのように対抗していくのかも1つの注目点となる試合になりました。

1つのミスが流れを変えた

押し込まれる時間が長かった岡山ですが、トップ下に入った大竹や石毛が少しづづ攻撃のリズムをつくります。
そんな中、徳島のDFヴァシェリヴィッチがGKへバックパスしたボールが流れてCKとなってしまいます。オウンゴールの危険性も孕んだバックパスでしたが、このチャンスを岡山がモノにします。

石毛からゴールに向かっていくボールはパクヒョンジンが落とし、最後は豊川が頭で合わせて同点ゴール。豊川は今季3得点目となり、今季初の1トップ起用に応えました。

同点に追いついた岡山は更に徳島側に攻め入ります。同点にされた徳島は少し守備的なポジショニングを取り、岡山の攻撃を受けます。大竹から中に折り返したボールは徳島のGK梶川がはじきミドルレンジへ。
このボールをパクヒョンジンがミドルシュート。このボールを前線にいた塚川が触り、軌道が変わったボールはゴールへと吸い込まれていきました。

思わぬ形で勝ち越しゴールが生まれ、岡山は勝ち越しに成功、塚川はJ初ゴールを記録します。

後半は再び徳島ペース、最後は?

早い時間帯で勝ち越しに成功した岡山でしたが、徳島も簡単にペースは渡しませんでした。前がかりになっている岡山の左サイドを攻め込みます。後半15分には徳島の右サイドから先ほどアシストを決めた島屋がクロスを上げこの絶妙なボールに渡りヘディングシュートでゴールを決め今季7点目を奪い再び同点とします。

徳島は後半3バック気味に変えながら攻撃的なスタイルを貫こうとします。岡山はサイドを起点に勝ち越しを狙っていきます。そして80分塚川の縦パスを石毛が受けて、最後は途中交代の藤本へ。

この藤本がボールを受けながら上手くトラップして最後は左足を振り抜きゴール!待望のJ初ゴールを決めて、これが決勝ゴールに。

徳島もアシチェリッチや山崎といった長身のFWを起用しましたが反撃実らず連戦の最終戦を勝利で飾ることはできませんでした。

最後はファジアーノ岡山が勝ち越しゴールで勝利をしましたが、ボール支配率やパスの本数・成功率は全て徳島が上回る結果に。数値だけ見ると徳島に分があるようにも見えましたが、流れを引き寄せた岡山が嬉しい勝利で連敗ストップとなりました。

しかしながら解説の佐藤さんも話をしていましたが徳島のサッカーは非常に面白かったです。
中盤のカルリーニョスがバランスを上手く保ちながら、島屋、内田、前川、渡といった前線の選手が流動的に動きチャンスをつくっていました。

ここに欠場していた広瀬や馬渡が戻ってくるとまた面白いサッカーを見せてくれるかもしれません。
J2はまた1週間で3試合というハードな日程が続きますが次節も楽しみで仕方ありません。

 

Kotokake 代表 能政夕介立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。

現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
DaznでのJリーグ中継、なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継等も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

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