【スカパーにて高円宮杯U-18サッカーリーグ2017の試合を担当させていただきました】

       - スポーツ実況


Jリーグ中継の翌日、大阪のヤンマースタジアム長居にて高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWESTの一戦を実況担当させていただきました。

この日は2試合の中継。1試合終了後は20分程で次の試合のスタンバイということもありタイトなスケジュール。良い経験をさせていただきました。

第1試合は神戸弘陵学園高校 vs 東福岡高校の一戦を。
第2試合は阪南大学高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユースの一戦をお伝えしました。

スター候補生たちがピッチ上で華麗なプレーを披露してくれました。

各試合のハイライトはスカパーにてyoutubeで一部放映されています。

▽神戸弘陵学園高校 vs 東福岡高校ハイライト▽
https://www.youtube.com/watch?v=y5z0i6atJ4I&t=82s
解説:中澤聡太さん リポーター:森田みきさん
▽阪南大学高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユースハイライト▽
https://www.youtube.com/watch?v=BV7qjHDTy5A&t=81s
解説:木場昌雄さん リポーター:森田みきさん

第1試合は神戸弘陵学園高校が終盤に粘りを見せる

第1試合は東福岡が0-2とアウェイの地でリードを奪います。
キャプテンの福田がパスを上手く受けてゴール前で落ち着いてシュートを打ち先制点。
そして、木橋はおよそ30メートルの距離があるFKを直接決めます。ゴールに吸い込まれていく技ありシュートに会場も盛り上がりました。

世代別日本代表の合宿に帯同しているCB阿部がいない中でしたがこのまま完封かと思われた終盤に神戸弘陵の逆襲が始まります。
前半から果敢に前線で豊富な運動量を見せた住田が左サイドからの竹田のパスに反応して足を伸ばしながらシュート!これが反撃の狼煙を上げるゴールとなり1-2とします。

そして、セットプレーでは高野のキックから最後はCBの田中が頭で合わせてゴール。これで2-2と追いつきます。
終盤に東福岡も粘りを見せますが得点には至らず開幕戦初戦は両チーム勝ち点1づつを分ける結果となりました。

第2試合は阪南大高が劇的なゴールを見せる

第2試合は終始昨年WESTリーグ覇者の広島がボールを支配します。
一方今季からプレミアリーグ昇格を決めた阪南大高は4バックのシステムから時には6人が守備へと回り強固なDFを敷きます。

その甲斐あってか、広島はボール保持をしてチャンスをつくりますがあと一歩が出ず得点を奪うことができませんでした。しかし、広島はゴール前でのパス回しや3人目の動きの速さも出て後半チャンスを得ます。

右サイドからの攻撃でクロスを上げて、GKがパンチングではじいたボールを長身のレフティ川村が胸トラップから抑えの効いたシュート!これがゴールへと吸い込まれていき先制ゴールとなります。
広島は固い阪南大高の守備をこじ開け得点を奪いました。

阪南大高も中村の鋭い直接FKでチャンスをつくりますが世代別代表を飛び級で決めている大迫がシャットアウト。得点を奪わせません。

このまま0-1で昨年王者が勝利かと思われた終了間際にドラマが待っていました。
コーナーキックからキャプテンの吉田岳晴がヘディングシュートで劇的同点ゴールを決めて1-1の引き分けに持ち込みました。

阪南大高は強豪広島から価値ある勝ち点1を得る結果となりました。

高円宮杯の価値

試合の中で解説の中澤さんや木場さんが話していたのがこの高円宮杯の価値でした。

この高円宮杯とは全国高等学校体育連盟に所属する高校サッカーチームと日本クラブユースサッカー連盟所属するクラブユースチームを問わず、すべての高校生年代の選手によるチーム(第2種登録チーム)に参加資格があるリーグ戦です。

プレミアリーグは全国を2地区に分けて実施しておりこのプレミアリーグが最高位。
次に、全国を9地区に分けて実施するのがプリンスリーグ。
そこから都道府県別のリーグや地区別リーグがあり成績によって入れ替えが行われます。

更には、プレミアリーグの2地区の優勝チームが、年間王者の座を賭けて試合を行います。
およそ8か月かけて長丁場のリーグ戦が行われるのです。

45分ハーフというプロ同様の試合形式や、練習の制度や設備も異なる高校生チームとユースチームとの対戦。
それぞれ戦略や育成方法が異なる中、試合を通じて心身ともに成長できる機会となる。
もちろんこれは日本サッカー界においても将来のスターを発掘する価値ある取り組みと言えるというお話もありました。

また、こうしてTV中継があるというのも選手たちにとっては自分をアピールする絶好の機会でもあります。
リーグ戦はまだ始まったばかり。未来を担う若者たちの躍進に目が離せません。

 

Kotokake 代表 能政夕介立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。

現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
DaznでのJリーグ中継、スカパー、なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継等も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

Kotokake公式HP-話し方講座やオンライン講座も実施中-
http://kotokake.jp/contact.html

Kotokakeファンページ
https://www.facebook.com/kotokakehashi


関連記事