【なでしこリーグ実況初担当させていただきました】

      2016/04/04    - スポーツ実況


4月3日のプレナスなでしこリーグ第2節 伊賀フットボールクラブくノ一対INAC神戸レオネッサの試合を実況中継させていただきました。

これまで高校野球とアメリカンフットボールの実況を担当させていただき、サッカーは初めての実況でした。
サッカーというスポーツは流動的でありゲームを追うだけでなく、全体の流れを把握しながら見ている方に面白さを伝える必要があります。

課題は多くありましたが、貴重な体験をさせていただきました。
解説の元なでしこJAPANの宮本ともみさんは丁寧かつ的確に試合の状況を伝えていただきました。

ゲームは0-2でINAC神戸レオネッサが勝利し開幕2連勝を飾りました。
伊賀フットボールクラブくノ一はホームでの試合を勝利で飾ることができませんでしたが、前半は強豪のINAC相手に0-0と善戦をした試合でした。

なでしこの面白さ

女子サッカーと言えど高い精度を誇れば、激しい競り合いもする。
もちろん身体能力は男子が勝る部分もありますが、なでしこリーグを担当するに当たって、試合を見る機会も増えました。
一番感じたのは女子サッカーのレベルの高さです。
セットプレーや連携の部分において、もちろんチームによって差はありますが男子にも引けをとらないテクニックや身体能力も時折見せてくれます。

直向きなプレーというと簡易な言葉に聞こえますが、実際にスタジアムに直接来て彼女たちのプレーを見れば、その言葉の意味が分かるようにも思います。プロとして当たり前かもしれませんが、真剣にそして質の高いプレーを見せてくれます。

伊賀FC対INAC神戸

序盤からINACが伊賀FCの陣地でボールを回すシーンが目立ちます。
中盤の杉田妃和選手、新加入のチョソヒョン選手が攻守に渡って役割に徹しチャンスメイクします。
また、代表選手でもある川澄選手もサイドから前線に精度の高いキックでチャンスを演出します。

一方の伊賀FCは高いラインでDFを保ち、INACにチャンスを創らせないようプレスをかけていきます。
今季は大きく選手の入れ替えがありましたが、大阪高槻から移籍してきた武田選手以外は昨年からラインを築いているメンバー。落ち着いて危機を対応していきました。
 
INACの大野選手や高瀬選手がシュートを試みますが、あと一歩が出ません。
また、川澄選手は状況を見ながらクロスを上げますが、得点には結びつきませんでした。
INACは前半5本のシュートを放つも得点を奪えません。

伊賀FCは杉田亜未と小川選手を前線に送りチャンスを創ろうとしますがなかなか前線までパスが通りません。
その中、杉田亜未を起点として、櫨選手が前線に走り強烈な左足のシュートを放ちますがサイドネット。
決定機を作りますが得点にはなりませんでした。

後半、運動量と裏のスペースを使うことを松田監督から受けたINACの選手は積極的に攻撃を仕掛けます。
DFの近賀選手や鮫島選手はサイドを駆け上がり再三チャンスを創ります。

そして後半19分コーナーキックのチャンスをINACが得ると、川澄がニアにボールを蹴ります。
そのボールをDFの田中選手が一度合せて奥へボールを送ります。そのボールを大野が落ち着いてヘディングシュート。
これが決まり0-1とします。大野選手は開幕から2試合連続ゴール。

INACは増矢選手と京川選手を途中から交代。運動量の多い両選手を使って追加点を狙います。
一方の伊賀FCもサラ選手とローレン選手という外国人選手2人を送り込み攻撃の活性化を図ります。
伊賀FCは後ろから前線へロングボールを送りますが、繋がらず得点のチャンスを演出できません。

そんな中INACは再びコーナーキックのチャンス。
今度はDFがはじいたボールをフリーの京川がボレーシュート。これがゴールとなり0-2と更に点差を広げます。

結局このままINACがリードしたまま試合終了。開幕から2連勝を飾りました。

 

Kotokake代表 能政夕介(のせ・ゆうすけ)

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。
現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

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