【滋賀県の高校にてコミュニケーションの講師を担当】
2018/02/09
先日滋賀県の公立高校にて「コミュニケーション」をテーマにした講話を80分間実施しました。
今回は高校1年生300名に向けての講演でした。
大人数の前で講演をすることは決して簡単ではありません。
彼・彼女たちは本当に正直です。
面白くなかったら心を閉じます。
その中で少しでも真剣に聞いてくれる学生たちにとって有意義な時間にしようと講演をさせていただきました。
当日はワークを4つほど準備して実際にコミュニケーションについて体感をしていただきました。
その中で気づいたことの1つは「素直」だということです。
「みなさんは相手を30秒間褒め続けることができますか?」
高校生の皆さんにペアを組んでもらい、「目の前の相手を30秒間褒め続けてください」と言い放ちワークをスタート。会場は大きな笑い声が響きました。
純粋にすごいなと感じました。
過去このワークを高校生の2倍以上人生経験のある方々にやっていただいたことがあります。
5秒後には
「シーーーーン」
と。誰もいないんじゃないかというくらい静かになっていました。
大人になると、目の前の相手を褒めることに抵抗があるそうです。
詳しく伺うと、多くの理由がありました。
・恥ずかしい
・本当にそう思っているのか?と疑われるのが嫌
・純粋にそんなにない
等々・・
ただこのワークを行うことで「ハッ」とする気づきもあったそうで。
学生の皆さんも「褒められると嬉しいですね」と笑顔で話をしていました。
ついつい嫌なことや相手の欠点にも目が行ってしまうかもしれません。
そうではなく、いいところはどこだろう?と視点を変えてみることで新しい発見や気づきが表れるかもしれません。
80分間の講演は無事終わりました。
とはいえコミュニケーションは1日、数時間で劇的には変わりません。
このきっかけを日々の生活の中でどこまで生かすことができるかは本人次第でもあります。
ただ、意識して行動する人は確実に毎日を少し幸せに過ごすことができると私は思っています。
皆さんも今日これからコミュニケーションを取る方の「良いところ」に目を向けて見るだけで新しい発見があるかもしれませんね。
Kotokake 代表 能政夕介
立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。
現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
DaznでのJリーグ中継、なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継等も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。