パーソナリティーはじめました。(コミュニティ内でエンゲージメントを高める手段)

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京都にあるコワーキングスペース『Collabo Earth E9』がコミュニティ内でのTV番組を新たに企画して、配信を初めました

今回は、その新しい企画を導入するまでの流れを、コミュニティの一員としての立場から述べていきたいと思います

私も設立当初から入所して、コミュニティの一員として学ばせてもらっています。会員数も増え、学生から起業家(20歳~80歳近くの方まで!)の方まで多くの価値観の異なる方が在籍することが魅力的な部分でもあり、刺激を受ける日々です

https://collabo-office-e9.com/

現在会員数は160名弱(2020年5月時点)

コロナウィルスの影響もあり、3月以降の利用率は低下するもオンライン上でのコミュニケーションの促進を図る仕掛けをつくり会員に対しての満足度を高めています

 

オンライン上で高めるエンゲージメント

 

運営をする株式会社La Himawariは、早急に対応を打ち「オンライン上のコンテンツの拡充」「休会制度の導入」などを決めてコミュニティ内での方針や施策を打ち出し取り組まれていました

その中の1つがFacebook上での『LIVE配信コンテンツ』のTV番組化するという取り組みです

4月は1カ月で50本(この時はほぼ1人のパーソナリティーの方が回していました。凄い)

会員さんを巻き込む工夫も、細かい部分ですが随所に見られました

 

毎週の番組表をFacebookでのコミュニティ内に画像で投稿して、視聴者へワクワクを伝えていました

※画像は色んな情報が含まれているためモザイク加工しています

 

基本的な番組構成は、現在の状況を加味して

 

・1対1でテーマを設定して、その人の人間性やビジネスについて深く掘り下げる30分番組がメインです

 

ストリームヤードというサービスを使って、配信を行っています

 

この番組が、自粛中になかなか”繋がりが持てない”というネックを解消してくれるきっかけになりました

元々、このコワーキングスペースが”人とビジネスがコラボする”という部分を掲げているだけあり、この思いに共感して会員になった方も多くおられます

その人たちにとって、物理的には会えないけどもオンライン上でコミュニケーションが図れるLIVE配信は多くの視聴者やコメントを集めました

各回の再生回数は100回以上を超え、コメントも100コメント以上が毎回つき、コミュニティ内でのインタラクティブな関係性がこのライブ配信を通じてまた強固なモノになっているように感じました

加えて、オンライン同士での配信も可能なため、東京に在籍する会員の方と繋ぐことができ、まさに場を選ばない仕組みで繋がりを体現することができていました

巻き込み型の場づくり

一定の成果がLIVE配信で出た中で、更なる拡充を防ぐために、パーソナリティの増員を図ろうとしました

皆さんがこちらのコワーキングスペースを運営する経営者であればどのようにして話を進めていきますか?

今回見ていて、面白いなぁと思ったのは「パーソナリティ決定に向けた公開オーディションを行う!」という意思表示でした

実際に20名以上の方がコミュニティ内から応募され、6名の方が最終審査に残りパーソナリティが決定しました

※紆余曲折あり、更なるコンテンツの拡充を図るために結果最終審査に残った6名全員が6月からパーソナリティとして、番組制作に関わります

とはいえ、ここまでの過程が、「どうやったらみんなで面白いことができるか?」という視点にある意味振り切っている部分がすごいなと感じた点でもあります

単純に「新しいパーソナリティが決まりました!発表します!」ではなく、その過程をコンテンツ化することにより、コミュニティ全体で1つの新しい取り組みを行っている「自分事化」で来ている点が、取り組み1つ1つで関係性を強めていくポイントだと思います

ということで、私もパーソナリティとして毎月起業家の方に対して、インタビューさせてもらっています(ゲストの方はモザイク加工しています)

図1

※しっかりと、飛沫感染を防ぐガラスで仕切って番組を配信しています

このインタビューでの気づきはまた、違うnoteに記載するとして、こちらも30分で人の色んな価値を切り取り伝えていく部分は、非常に勉強になります(ライブ配信なのでコメントについても触れるので)

こうして、一部のリーダーだけでなく「みんなでつくる」という点はコミュニティを成長させる上でも必要不可欠な要素だと体感しました

コミュニティ内の火を灯し続けるために

会員数の多さに関わらず、コミュニティ内でその熱狂を保ち続けることは並大抵の努力では難しいと客観的に見ていて思います

当初からいる人、新しく入った人。その温度差や関係性をオフライン・オンラインの両面からどのようにアプローチしていくかは1つの課題だと感じます

在籍する人にとって、いろんな選択肢や時間の使い方がある中で、このコミュニティに対して時間を配分してもらえるために必要な事を、成長していくこの場を見て感じた点は

・スピード感

・一緒に考えて、一緒に創り上げる

・とことんまずはやり切る

なんか当たり前のような言葉が並んでいますが、実際にこれをビジネスとして受け入れて実行することって難しいんじゃないかなと思っています

1つ目のスピード感ですが、すごいなと思ったのは「意見を即実行している点です」そもそも、会員全体に今後の方針について意見を求める場を定期的につくっていることも正直驚きでしたが、そこに出ていた意見の中で「必要」や「いい!」と判断した内容を即実行して反映しているスピード感は正直驚かされます

ただ、参加したメンバーからすると、「このスピード感で変化に対応してくれる」という満足感や高い帰属意識を生むと思います。これは組織でも同じことが言えそうです

そして、2つ目の一緒に考えて、一緒に創り上げるは前述しましたが、公開オーディションや事業に対しての相談などを広く募集して会員の声を集めています。(さしずめ、江戸時代の目安箱みたいなモノ)

これを一方的に聞いて、実践ではなく双方向で話をして決めていく場があるので純粋に凄いなと感じています

とはいえ、一緒にこのコミュニティを盛り上げていこうという帰属意識が生まれるこの感覚はチームや組織作りを行う上でも欠かせない感覚でもありますね

そして3つ目のとことんまずはやり切る

オンライン上でのコンテンツ配信(TV番組の配信)についても、「まずやる!」と決めてから代表自らが50本近くの配信をほぼ1人でやり切っていました。(週に10本以上のペースで企画、配信を実施)

新しい取り組みを始めるときにスモールスタートで徐々に大きくしていく方法もありますが、見ている立場からすると、方針転換から実践力は「本気だな」と思わせてくれる効果がありました

結果的にこの「LIVE配信」がコミュニティ内の新しい文化や、共通の話題として挙がるようになり、パーソナリティの拡充。結果的にオンラインコンテンツの拡充にも繋がっているように思います

ここに、組織の在り方やスタンスを学びとして得ることができました

経営者やリーダーは未来を指し示すことも大事ですが、「どのように指し示すか(一緒に考えて一緒に創り上げる部分)」「どのように受け入れて変容するか(スピード感の部分)」「自分たちがどれだけ本気かを見せる(とことんまずはやり切る。)」

コミュニティに所属する中でも見てくる新たな価値観や気づきがあるのあ「場」としてのコワーキングスペース以上の価値だなと、半年以上在籍していて感じる思いでもあります

オンライン会員も募集中

https://collabo-office-e9.com/

まだ、オンライン会員向けの具体的な申し込みページはありませんが、現在オンライン会員も募集中とのことです

興味のある方は是非覗いてみてください!

 

 

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Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。

現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。

【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。


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