【「普段からもっと”深く”考えたい」】


みなさんこんばんは。まだまだ暑い日が続きますね。
甲子園では毎日熱戦が繰り広げられてますね。今日はサヨナラの試合が2つと手に汗握る試合展開でした。

今週は立命館大学放送局(通称:RBC)のアナウンス部へ講師として足を運んでいます。
僕が所属していたのは2006年~2007年の2年間(僕は2回生からの途中入部でした)

約6年近く経過している中で、当時と異なりニコニコ動画やUstream等を駆使し外部への情報発信は当時よりも盛んです。
今日も2,3回生のメンバーが生放送で企画を行っていました。

RBC(立命館大学放送局)  http://rbc01.net/

「やりたい!」と思うことがどんどん簡単に形にできるようになっている。
幸せなことであると同時に「なぜそれをやるか?」という根本的なところもしっかりと考えないといけないと思います。

何気なく過ごしている?

前置きが長くなりましたが、今日は1回生に向けて「状況描写のコツ」について話をしました。

「みんなが今日見たこと、聴いたこと、感じたことを話してみてください。」

そうするとみんなが少し難しそうな顔で自分に問いかけています。

「今日何を見たっけ?何を聞いたっけ?どんな感覚を覚えたっけ?」

そして実際に口にしてみるとこれが意外に難しい。

1分間と言う時間の中で話してもらいましたが「コレ難しいですね!」という声も聞こえました。
(とはいえ実際結構話せていたので、なかなかレベルが高いと感じたのが本音です。)

「あつい」という言葉にも色々な意味がある。
「暑い・熱い・厚い」という表現もできれば、それが「どのくらいどうなのか?」という部分まで説明ができているか?

「暑くて目が覚めた」という一言も良いが、「暑くて目が覚めたら、ぐっしょり寝汗をかいていた」
こうすればどれくらい暑かったかを受け手にも少しイメージができる。

この「相手にイメージを伝えるため」に「共感」できる材料を付け加えていくことが重要だと考えています。

説明をし、実際に話し終えた学生からはこんな一言をもらいました。

「何気なく過ごしていた時間にたくさんのヒントが隠れている。これからはもっと自分の行動一つ一つを観察し考えてみるようにします」

毎日の中にコミュニケーションにいきる「伝えるヒント」が隠れてる

「空がきれい」と「白い雲一つない晴れ渡った青空だ」という表現だとどちらがイメージしやすいですか?

どちらが良いではなく、どちらがイメージできるかという部分だと個人的には後者かなと思っています。
そして、こうした表現は普段の意識一つで取得をできると思います。

今日自分が見たもの、聴いたもの、感じたもの。これらをどう表現すればもっと相手に伝わるでしょうか?

大切なことは「話す相手をイメージすること」

そうすれば意識が変わっていきます。今日の経験をもっと上手く伝えていきたい!といったように。
意識が変わり、行動が伴えば変化が生まれてくると思います。

相手に喜ばれる伝え方ができれば、今よりももっと話すことが楽しくなる。
そのために普段何気なく過ごしていることがあれば、ちょっと深く考えてみてはいかがでしょう?

今日触れたモノの手触りは?色は?どんな音がしてどう感じたでしょう?
当たり前の中に生きている今がもしあれば、少し意識を変えていつもと違う視点・視野・視座で見たら。
新しい世界があなたを待っているかもしれません。

Kotokake代表 能政夕介(のせ・ゆうすけ)

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。
現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。

Kotokake公式HP-話し方講座やオンライン講座も実施中-
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