【サイレントボイス様の研修プログラム”DENSHIN”で無言語コミュニケーションを学ぶ】

      2018/02/09    - コミュニケーション能力向上のツボ, コラム


2月2日に京都で税理士事務所をされている中田俊税理士事務所様主催のイベントに参加してきました。

今回は「無言語コミュニケーション」がテーマでした。

言葉や音声を用いない「無言語空間」で、コミュニケーションの本質である、”スキル以外の要素”を変革・向上させるコミュニケーション研修プログラムを提供されているサイレントボイス様の、DENSHIN(https://denshin.silentvoice.co.jp/)の研修で総勢30名近くの参加者と共に無音空間でのコミュニケーションを学びました。

DEAF(聴覚障害者)が教えてくれる無音でのコミュニケーション

この研修では、DEAF(聴覚障害者)のナビゲーターの方と一緒に、耳栓をして無音空間で参加者同士のコミュニケーションを行います。

中身については是非体感をいただきたいので割愛をしますが、「話すことができない」からこその工夫が必要だと強く感じました。

▼映像でも是非ご覧ください▼
https://denshin.silentvoice.co.jp/

視野と表現力への意識が一気に変わる

個人的な感想の1つですが視野と表現力への意識が大きく変わりました。

なぜなら「楽できない」からです。

言葉で「ニワトリ」と伝えるのと、無言語で「ニワトリ」を表現する難しさは皆さんでもきっとイメージができると思います。
そして、自分のことを言葉以外で伝えることがどれだけできるでしょうか?

結果として、「相手を理解しよう」とするために視野が一気に広がりました。
1点だけではなく、広く相手を見て何を伝えようとしているかより集中して考えるようになりました。

 

そして、相手もそうした「理解しよう」としてくれている空気だからこそ、身振り手振りも大きく表現しても恥ずかしいとあまり感じない(周りもそうなので。笑)
表情の変化や、手を広げる大きなジェスチャー1つとってもそれが許される良い空間ができあがっていたのです。

言葉の便利さ。そして求められる自分自身について。

無音空間で学んだことは「非言語コミュニケーションのスキルを上げないと!!」ではありませんでした。(個人的にです)

1つは「普段めっちゃ楽してたなぁ~」ということです。
言葉って本当に便利です。共通の理解があるとすぐに分かり合うことができます。
そんな世界が今の自分にとっては当たり前だからこそ、一言一言の大切さや、重みを実感できました。

何気なくではなく、言葉を選び、より理解を深めようと思いました。
そして、真剣に相手のコミュニケーションを受け止めようとする意識を持つことができたので、普段の会話でも何でも受け止める!というくらいの意識を持ちたいと思えました。

 

そしてもう1つは自分自身について考えるきっかけになりました。

「言葉」ではない表現で自分についてどのように伝えるか。スムーズに行うためには明確なイメージも必要になります。強く、深く描くことができるからこそ表現はより伝わりやすく具現化することができます。

言葉を”どう使うか?”ではなく、そもそも”あなたはなぜそれを選んだの?””そのことについてどれだけ知っているの?”という視点です。

伝え方や、手法の目を向けがちですが、自分自身がなぜそう思ったか?それを選択しているのか?が明確になるほど、言葉を使わなくても伝えたいことが伝わりやすいのではないのかと思いました。

 

普段は”話すこと””伝えること”を仕事にしていますが、無音空間だからこそ普段とは異なる感覚が研ぎ澄まされ、よりコミュニケーションについて考える機会になりました。

 

来月もDENSHIN様主催の研修に出席し、違った視点から学びを得てきます!

ほんとにコミュニケーションは奥が深い・・

Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。

現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
DaznでのJリーグ中継、なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継等も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

 


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