Bリーグ2019-20シーズン第3節大阪エヴェッサVS京都ハンナリーズの一戦を実況担当

      2019/12/02    - スポーツ実況


2019年10月16日に行われた大阪エヴェッサVS京都ハンナリーズの一戦を実況担当しました。

解説は元日本代表の木下博之さん。実況は能政夕介です。

前節は台風19号の影響を受け、大阪エヴェッサと琉球ゴールデンキングスの対戦は1戦のみ行われ、
ホームの大阪が延長の末に昨季西地区王者の琉球にオーバータイムで勝利。
第3クォーターを28-16として優勢に進めながら、 第4クォーターは残り5分まで2-13と急失速。残り1秒で同点とし、90-85で勝利した。

京都ハンナリーズは富山グラウジーズ戦を2戦とも決行。主力のジュリアン・マブンガを欠き、
ラシャーン・ホロウェイもベンチ入りしなかった1戦目は前半に10点ビハインドを背負ったが、
第3クォーターに中村太地のダンクで勢いづき、デイヴィッド・サイモンがこのクォーターだけで10得点を取り逆転。
反撃を受けた第4クォーターも中村の3本の3ポイントなどでリードを守り、91-90の1点差で逃げきった。
マブンガが戻った2戦目は、そのマブンガが9本のフィールドゴールをすべて決めて31得点をマークし、90-84と連日のハイスコアゲームを制した。

アーリーカップでは78-77で京都が1点差、第4Qに逆転勝利。
昨年のリーグ最終戦では大阪がホームで1点差で勝利と僅差でのゲームが続く京阪ダービー。
リーグでは今季初対戦。どんな平日のゲームにどんなプランで戦うかの戦略も注目でした。

大阪は新旧の融合がどこまで進むかが注目される。
昨シーズンは粘り強いDFで失点数はリーグの中でも少なかったが攻撃はシーズン終盤まで自分たちの形をつくれずに苦しんだ。今シーズンは走ってテンポよく攻める攻撃と昨シーズンより変化を見ることができる。
昨シーズンリバウンド王のジョシュハレルソンや守備の今野選手、またケガで出場機会を減らした合田等が新戦力でもあるショーンオマラやアイラブラウン、そしてリチャードヘンドリックス等とどれだけ天日HCの戦略を融合させたかが注目。
特に外国籍選手としてジョシュハレルソン、ショーンオマラ、リチャードヘンドリックスのどの選手を起用するかによって戦い方も変わる。
マブンガ、サイモンを抑えることができるかも注目だ

昨季の京都は31勝29敗の西地区3位で、CS出場を逃したが今季は西地区の有力チームのひとつ。
力の源は#32ジュリアン・マブンガと、#50デイヴィッド・サイモンの外国籍選手コンビだ。
インサイドプレーが得意なサイモンは昨季に新加入し、1試合平均24.3得点をマーク。
インサイド、アウトサイドを問わず得点がねらえゲームメイクもこなせるマブンガは同21.6得点をあげた。
昨 季にふたりがあげた得点はチームの7割以上で、対する相手にとっては驚異の存在だ。今季もここまで両者1試合で20点以上を獲得。
この外国籍選手とアウトサイドが機能するかが京都にとっては重要となる。

 

【注目選手とその理由】

◆大阪:ジョシュハレルソン、アイラブラウン
ハレルソンは昨シーズン60試合中59試合にスターターで出場。リバウンド王に加えチームトップの得点を誇る。
今季も主力としての活躍が期待されるがチームとしての方向性が変化するに加えて外国籍選手も新戦力が加入。
争いも激しくなる中昨年同様に結果を残せるか注目。

琉球から加入のアイラブラウンは昨シーズンはリーグおよそ半分の出場にとどまった。
とはいえ帰化選手でもあり代表経験もあるアイラブラウンはコート上でも様々な戦略で計算ができる選手でもある。

 

◆京都:マブンガ・サイモン
マブンガは富山戦のGAME1は出場停止もGAME2では31得点を獲得し勝利に貢献。
アシストもチームTOPの9と周りを生かすプレーは健在。昨シーズンの最終節はミスで苦しんだこともあり、大阪相手にリーグ戦で勝利を得たい。

サイモンも昨年加入してチームを大きく支えた。1試合の得点数は23点を超え、東地区の強豪チームにも脅威を与えた。
今季もここまでチームトップの得点数を誇る。直近の2試合の合計で53得点と挙げており、勝利に貢献している。

 

結果は59-90で京都ハンナリーズに軍配上がる

マブンガ、サイモンの両外国籍選手が躍動。京都が主導権を渡さずに勝利。

▽試合ハイライト▽
https://www.youtube.com/watch?v=N-rZ_3m2OCU

安定感を持つ京都を崩すことができなかった大阪。シーズンは長いですが、次回対戦時にどんなチーム状況になっているかも楽しみですね。

 

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Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。

現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。

【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。


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