【J3リーグ第23節鹿児島ユナイテッドFC対ギラヴァンツ北九州の一戦をDAZNにて実況担当】

       - スポーツ実況


2018年9月15日に行われたJ3リーグ第23節鹿児島ユナイテッドFC対ギラヴァンツ北九州の一戦を白波スタジアムからお届けしました。試合の実況をDAZNにて担当させていただきました。

J3リーグは解説者なし。実況1人での中継です。

▼試合のハイライト▼
https://www.youtube.com/watch?v=hN_kWFVt2Lc

今シーズン鹿児島へ行くのは5度目。7月1日のYSCC横浜戦以来2か月ぶりの鹿児島でした。

中断期間を経て鹿児島は薗田・中山・牛之濱選手と補強。北九州は6月20日から柱谷監督を据えて、ここまで3勝3分け1敗。得点力こそは課題が残りますが、失点数は減りチーム状態は向上。バトルオブ九州として見ごたえのある試合が期待されました。

立ち上がりは北九州が攻勢を強める

北九州はこの日得意のサイド攻撃が冴えわたりました。
立ち上がりから右サイドへのロングボールを当てて、セカンドボールも回収し中へ当てていきます。
そこに飛び込んだ選手には合いませんでしたが、ファーサイドに上がっていた浦田がシュート。更にはこぼれ球を安藤がシュートを打ちファーストシュートを1分以内に放ちました。

前半はボールを保持し、ワンタッチのパス交換で前線へ何度も運びチャンスを得たのが北九州でした。
しかし試合は思わぬ形で動きました。

空いたスペースから田中奏一のドリブル突破

ドリブルが得意な田中奏一が右サイドのスペースを上手く使い攻め込みPA内に侵入。
そして、低い弾道のクロスを中に供給した際に北九州DF浦田の手に当たりこれがハンドの判定に。
押し込まれていた鹿児島が一瞬のチャンスをモノにしてPKを獲得します。

田中奏一が獲得したPKでしたが、前節萱沼が薗田に譲ったように、今回は中山に譲られました。
その中山は冷静に左足で右隅に決めて、前半13分に先制し1-0とリードを奪います。

前半は北九州がボールを握りチャンスをつくる

得点後に流れが変わるかと思いましたが、前半は北九州が高い位置でのプレスをかけて押し込む時間が長かったように感じました。中原秀人がロングシュートを狙うなど、攻撃のチャンスをつくろうとしましたが、前線の中央になかなかボールを入れることができず、北九州は鹿児島に決定機をつくらせませんでした。

一方の北九州は、SBの野口と浦田が前への意識を強めて何度もサイド攻撃を繰り返していました。
中盤の藤原は前への意識、村松は守備をしっかりと行い安定した試合運びを見せました。
ただ、フィニッシュの精度には課題も残りPA外からのシュートやPA内でのシュートは精度を欠きました。この点は鹿児島の平出や谷口を中心に粘り強い守備を見せていきました。

後半は鹿児島のオフェンスにも勢いが

後半は先ほどとは逆に鹿児島がサイドからチャンスをつくり、右サイドからのクロスを中山に合わせるというシーンをいきなりつくりだしました。
また、野嶽惇也のロングシュートや薗田の前線へのプレスなど攻撃の勢いを強めた鹿児島。しかし追加点は北九州も許しませんでした。
一方の北九州は前半同様にサイドからの攻撃で井上や安藤も絡み、迫力ある攻撃で鹿児島ゴールに何度も迫ります。しかしながら、GKのアンジュンスのセーブもありゴールを割ることができません。

鹿児島がオフェンスで押し戻すシーンもありましたが、後半の終盤は北九州がボールを保持し中へのボールを何度も共有して同点へ追いつくためのプレーを何度も試みました。

しかし最後までゴールはこじ開けれず、結果1-0で鹿児島が勝利。
鹿児島は今シーズン初の4連勝。勢いを持って首位琉球へと臨みます。鹿児島は今季アウェイで負けなしなので、琉球相手にどんなプレーを見せるか楽しみですね。

一方の北九州は何度も攻め込みましたが、ゴールを決めることができず精度の部分を問われる結果になりました。
ゴール前に迫る迫力はあったので、この点はC大阪U23戦にどう繋げていくか?成長にも期待がかかります。

今回の結果は1-0で鹿児島が勝利。中山の嬉しいJ初ゴールをPKで決めて、4連勝を飾りました。
次節は鹿児島は天王山、首位琉球と。北九州も浮上していくためにHのセレッソ大阪戦は出た課題をしっかり修正して欲しいですね。次節も楽しみです!

 

関西でスポーツアナウンサーを目指す方はユウセイプランニングへ!プロのスポーツアナウンサーが技術を伝えています。私も勉強させていただいています!<PR>

 

Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。

現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。

【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもなでしこリーグやアメリカンフットボール・ラグビー・高校野球の実況担当経験もあり。


関連記事