【第23回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会の実況を担当】

      2018/01/04    - スポーツ実況


2017年最後のお仕事はラグビー中継でした。
兵庫県で開催された、第23回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会の中継にて実況を担当させていただきました。

これまでアメリカンフットボールの中継は担当したことはありましたが、ラグビーは初経験。
お陰様で3日間ラグビーについて深く知る貴重な時間になりました。

レベルの高いジュニアラグビー

ラグビーと聞くと高校生の花園や、大学選手権、トップリーグが注目をされています。
そして2019年にはワールドカップが日本で開催されることもありこれから更にラグビーというスポーツ自体が注目される機会も多くあるでしょう。

今回はそんな未来のラグビー界を担うジュニア世代のNO.1を決める大会でした。
中学生ですが体格やプレーは高校生に勝るとも劣らない見ごたえのある試合が非常に多かったです。

各地域の中学選抜やスクール選抜なのでレベルが高いことは承知していましたが、解説を務めるラグビージャーナリストの村上晃一氏や、審判の育成を行っていらっしゃる原田隆司氏もレベルの高さに絶賛をされていました。

 

大会は3日間(12月29日~31日)かけて第1ブロック(男子)・第2ブロック(男子)・第3ブロック(女子)と分けてトーナメント戦が行われます。

今回は第1ブロックの準決勝及び、順位決定戦。そして第3ブロックの決勝戦の中継を担当させていただきました。
初日は取材、2日目と3日目で私は5試合の実況を担当しました。

ジュニアラグビーは20分ハーフの12人制

ルールは大きく15人制と変わりませんが、20分ハーフということもありあっという間に試合は終了します。
そして12人制なので試合の展開が早い。フィールドのスペースがあるので余計にそう感じたかもしれません。

個人的に特に印象に残ったのは女子ラグビーの台頭でした。
23回大会にて新設された女子のトーナメント戦。今年は兵庫・大阪・東京・九州と3つの地域から4チームが出場しました。

解説の原田氏からは、数年前は日本代表の選手でもキックでラインを割ることが難しかった。
それが今ではジュニアのこの世代でもキックでラインを割ること、そしてプレーを止めずに激しい試合を見せることができていること。競技の底上げができている証拠だと思いますとの声も。

それを感じることができるくらい、女子のレベルも非常に高く楽しませてもらいました。

今回中継を担当して改めてラグビーは奥が深いスポーツだと感じました。
審判のジェスチャーを見ながら、アドバンテージがどちらにあるか?選手はどこにいるか?
どこでどんな判断をして走るのか、パスをするのか、キックをするのか等手に汗を握り興奮をする気持ちを体感できました。

ここからラグビーというスポーツはどこへ向かっていくのでしょうか?
スタンドで声を出す、関係者の皆さんと試合後の喜びと悔しさを間近で見ながら、これからの彼ら、彼女たちの成長がただただ楽しみです。

第23回ジュニアラグビーの結果

■第1ブロック(男子)

優勝   大阪府中学校代表
準優勝  神奈川県スクール代表
3位    福岡県代表

■第2ブロック(男子)

優勝   東京都スクール代表
準優勝  茨城県中学代表
3位    東京都中学代表

■第3ブロック(女子)

優勝   兵庫県女子代表・東京都スクール女子代表(同点のため同時優勝)

 

 

Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。

現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
DaznでのJリーグ中継、なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継等も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。


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