【なでしこリーグ開幕戦：INAC神戸レオネッサVSノジマステラ神奈川相模原の実況担当】
2017年3月26日に開幕したなでしこリーグ1部INAC神戸レオネッサVSノジマステラ神奈川相模原の一戦を実況担当させていただきました。
INAC神戸のホーム、ノエビアスタジアムで開催された一戦は3－0でINAC神戸レオネッサが勝利しました。
今季から新しい取り組みとしてスタートしたYoutubeでの配信。TV中継が行われない中、選手・サポーターの皆さん・関係者にとっては貴重な中継だと感じました。
今後もホームは生放送を配信。アウェイに関しても録画にて配信がされるそうです。できればスタジアムに足を運んでいただきたいですが、都合のつかない方は是非中継をお楽しみください。
解説は昨年まで背番号５をつけ2009年～16年までINACのDFを引っ張ってきた甲斐潤子さんでした。甲斐さんは解説デビューとなります。
前半は両チーム譲らない展開
INACは昨年と大きくメンバーを変えずに臨みました。CBは今季から加入の高卒ルーキーでもあるチェイエスルを起用。（なでしこリーグデビューでした）
立ち上がりINACはパスを繋ぎながらノジマ陣内へ。しかしながらなかなか決定機までは持ち込むことができません。
一方のノジマも今季から加入した臼井や國武をスタメンに起用し、日本代表選手でもある髙木をはじめプレッシャーをかけて守ります。ノジマはサイドからのアタックも試みますが、INACの守屋、鮫島らをはじめ集まりの早いDFに対応されこちらもなかなかチャンスをつくることができませんでした。
INACはこの試合でなでしこリーグ100試合出場を決めた増矢のシュートがポストを叩く等、中島や高瀬のシュートもありましたが得点には至りません。
ノジマもFWの吉見が前半2本シュートを打ちますがこちらもゴールを割ることができないまま後半へ。
後半は徐々にINACペースに
両チーム交代がないまま後半へ。
前半は真ん中でボールを回す時間が多かったINACは徐々にサイドから崩しチャンスをつくります。そして52分に待望の先制点をINACが奪います。
中島が中央から右サイドの高瀬へ。その高瀬からゴール前へ入れたボールを相手DFも反応します。しかしこぼれたボールを京川が押し込み嬉しい開幕ゴール！1－0リードを奪います。
得点が入り少しづつ流れがINACに傾き始めました。しかしノジマも流れを戻そうと、中盤の元INACでもある田中陽子や昨年得点王だった南野、そして田名陽子同様JFAアカデミー福島出身の川島も懸命にプレーします。
両監督は更に流れを変えるため69分にキャプテンの高瀬、そして尾山を同時に交代。INACは伊藤、ノジマはミッシェルパオが入りました。
その交代直後でした、INACは中央から今季澤元選手の背番号8を継いだ杉田が浮き球のパスを大野へ。大野はそのパスをヒールで落として中島へ。その中島はゴール前でドリブルし、最後は左足のシュートでネットを揺らします。
2-0とリードを広げたINACは終了前に、大野が昨年に続く2年連続の開幕戦ゴールで3－0。
INACがホームで開幕戦勝利を飾りました。
ノジマは敗れはしましたが、前半は0－0と善戦しました。2部リーグから無敗で昇格したチームでもあるため、次節以降の結果も楽しみです。
INACは次節アウェイでちふれＡＳエルフェン埼玉と。ノジマはホームでＡＣ長野パルセイロ・レディースと対戦します。
今季のなでしこリーグはどのような展開になるか？ここからまた楽しみです。
Kotokake 代表 能政夕介立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC（立命館大学放送局）にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天（株）に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。
現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい！」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
DaznでのJリーグ中継、なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継等も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。
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