【関西高等学校アメリカンフットボール選手権大会準決勝-高槻高校vs啓明学院高校】

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先日、第45回関西高等学校アメリカンフットボール選手権大会準決勝の2試合を実況担当させていただきました。

2試合とも、特に後半は手に汗握る好ゲームでした！中継はrtvさん。そしてこの試合の解説は池田高等学校監督・顧問でいらしゃいます荒木雄造さんをお招きしてお送りしました。

試合の様子はrtvからご覧ください。

関西高等学校アメリカンフットボール選手権大会準決勝 高槻高校VS啓明学院高校

第1試合：高槻高校vs啓明学院高校

昨年の春の覇者である大阪府代表の高槻高校。
大阪大会を1位で駆け上がり、チーム史上初の2連覇を狙います。

春の試合で引退をする高槻高校の3年生は負ければ引退。
総合力の高い高槻高校に対して、創部10年で徐々に地力をつけたきた啓明学院高校がどのように臨んでいくか？

最初にゲームが動いたのは第1Qでした。高槻高校が啓明学院高校の陣地に攻め入り、#47岡村選手が中央をつくランプレーで先制のTD。キックも決めて7-0とします。

第2Qも高槻高校の猛攻は止まりません。啓明学院高校の守備陣も踏ん張りますが徐々に進まれ、自陣深くまで攻め込まれます。

ゴール前4ヤードでQB#9の水落選手のパスをWR#18の田岡選手がキャッチ。6点を追加します。キックも確実に決めて14－0で前半を折り返します。

後半得点が動いたのは、第3Q開始2分でした。自陣内からQB#9の水落選手のロングパスをエースWR#2の岡崎選手がキャッチ。そのまま左サイドをDBを振り切ながら走りTD。リードを広げます。

啓明学院高校のオフェンス陣はパスが繋がりはじめ、少しずつ攻め入りますがTDを奪うには至りません。

このまま高槻高校のペースで試合が終わるかと思われましたが、第4Qから啓明学院高校の反撃が始まりました。
QB#14中岡選手からのロングパスを2年生のWR#1大村選手がキャッチ。俊足を生かして左サイドのゴールラインへ。TDを奪い21-7とその差を縮めます。

高槻高校はほとんどの選手が攻守兼任。疲れた体を鼓舞しながら、主導権は簡単には渡しませんでした。

得点された後、相手陣内まで攻め込みQB水落選手のパスを2年生WR#19の平井選手がキャッチしTD。これで毎回のQでTDを奪い、28-7とします。点差は再び21点になります。

しかし、最後まで啓明学院高校の選手は諦めませんでした。キャプテンでエースWR#18の前田選手がキックオフのボールをビックリターン。相手陣内まで大きくボールを進めます。
そして、再び2年生のWR#1大村選手がキャッチ後に相手DFをかわしながら走りTD。28-14とその差を14点へと縮めます。

その後啓明学院高校はオンサイドキックを試みますが、連覇に向けて高槻高校が冷静に押さえます。

試合の流れはいつどちらに傾くか分かりません。終了間際1分近くで、啓明学院がパントキックをブロック。そのボールを抑えて攻守交代。相手陣内からオフェンスが始まり再びチャンスを得ます。

そのチャンスを逃さず、WR#7米島選手がこの試合初めてのTDを奪って点差を7点へと縮めます。
逆転を信じて最後まで走りぬいた啓明学院でしたが、高槻高校が最後踏ん張りを見せてリードを守りきり最終的に28-21で高槻高校が勝利。2連覇に向けて決勝進出を果たしました。

攻守兼任選手が多い高槻高校は疲労もあり、第4Q啓明学院高校の反撃に7点差まで詰められましたが毎Qで積み重ねた得点でリードを守りました。

前半は高槻高校守備陣になかなか攻め入ることのできない啓明学院でしたが、後半はパスを中心に躍動。
秋に向けて良い材料となる試合展開だったように思います。

第2試合の関西学院高等部VS南山高校の試合は後日ゆっくりと振り返らせていただきます。
それにしても大学アメフトとはまた異なる面白さがありました。

最後まで諦めない姿勢に感動をもらいました。素晴らしいゲームをありがとうございました！

Kotokake代表 能政夕介（のせ・ゆうすけ）

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC（立命館大学放送局）にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天（株）に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。
現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい！」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

Kotokake公式HP-話し方講座やオンライン講座も実施中-
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