RADWIMPSの”そっけない”が何で個人的に刺さるか考察してみた

       - コラム


こんにちは。先月32歳になりました能政夕介です。
2018年の年末から2019年の年始は比較的時間がありましてゆったりとした時間を過ごしています。

読書をするために外に出かけたりするわけですが、その際に聞く”音楽”が昨年末から専らRADWIMPSの”そっけない”なんです。

当たり前のように聴いていたのですが、ふと同じ滋賀県出身のテツandトモばりに「何でだろう?」と思ったので少し考えてみました。(テツさんは滋賀県大津市出身。トモさんは山形県出身)

思い返せばRADWIMPSとの出逢いのきっかけは遡ること2006年。
当時通っていた立命館大学への通学途中(京都の円町駅から自転車で衣笠キャンパスへ)に同級生のT.M君が自転車で颯爽と現れて、「最高にいいアーティストいるぜ」とまるで市場に新鮮な魚が入ったかのような清々しい笑顔で紹介してくれたことがきっかけでした。

そのとき初めて聞いた「25個目の染色体」は衝撃的でした。

そもそも、個人的には高校時代に音楽の師匠として崇拝していたT.Iくんがいて、BUMP OF CHICKENが当時大好きだった彼からブレイク前のレミオロメンや、AIRキセル野狐禅ザ・ベイビースターズcool drive makersといった全く知らなかったアーティストたちを導いてくれて衝撃を与えてくれたことが思い出されるくらいの大きな衝撃でした。

さて、前置きが長くなりましたが累計で13年目を迎えたRADWIMPS好きの僕が何気なく”そっけない”を聴くなんて、それこそがそっけないかなと・・ということで本題に入りたいと思います。

 

どうしてついつい聞いてしまうのか

 

そのためには歌詞をゆっくりと紐解きつつ考えていきたいと思います。
さて、まずその歌詞です。

あと因みにこれからの解釈はあくまで個人的な価値観です。

 

届きそうで届かなそうな
ありえそうでありえなそうな
君の仕草の一部始終 脳で解析 フルスピードで
試されてたりするのかな それなら望むとこだけど
遊ぶだけの相手欲しさ ならばどうぞ 他を当たってよ
君の分厚い恋の履歴に残ることに 興味なんかないよ
君のたった一人になる以外には
なんでそんなに そっけないのさ そっぽ向いてさ
君の方から誘ったくせに
俺じゃないなら早く言ってよ
そんなに暇じゃないんだ
ちょっとひどいんじゃない あんまりじゃない
恋がなんだかもうわからないんだ
君が教科書になってくれるかい
いいよって君が言うなら 暇はいくらでもあるから
わかることなどいくつもない
わかりたくないこともいっぱい
難しく絡み合う世界で 胸を張って言えること
絡まったままの このイヤホン 一瞬で解くような魔法
それが君だとか言ったなら
鼻でまた笑われてしまうかな
君の掴めない恋の確信に迫るほど 怖いと思った
そんな心が初めてで なのに君はさ
なんでそんなにそっけないのさ そっぽ向いてさ
君の方から誘ったくせに
俺じゃないなら早く言ってよ
そんなに暇じゃないんだ
ちょっとひどいんじゃない あんまりじゃない
恋がなんだかもうわからないんだ
君が教科書になってくれるかい
いいよって君が言うなら 暇はいくらでもあるから
酔ってなら伝えられるかな
やっぱりそれじゃダメなのかな
振り絞るだけの勇気が ぼくにはまだあったかな
だから今すぐ こっち向いてよ こっちおいでよ
いい加減もう諦めなよ 1秒も無駄にはできない
You know our time is running out, baby
もっと近くで もっと側で
この視界からはみ出るくらいに
君だけで僕を満たしたいの
いいよって君が言うまで 君と今日はキスをするまで
ここから動かないから

ソングライター: Yojiro Noda(野田洋次郎)
©Universal Music Publishing Group

▼公式よりMVの”そっけない”▼
https://www.youtube.com/watch?v=R1vmfVpINbk

ということで、ゆっくりと感想を述べていきます。

届きそうで届かなそうな
ありえそうでありえなそうな
君の仕草の一部始終 脳で解析 フルスピードで
試されてたりするのかな それなら望むとこだけど
遊ぶだけの相手欲しさ ならばどうぞ 他を当たってよ

 

このまず、ちょっとした妄想というかモヤモヤする気持ちと強がっている部分も垣間見えるスタート。
自分では勝手に”ちょうどいい”なんて思いながらも、相手に「試されているのかな?」という不安な気持ちも持ちつつ、「遊び相手には俺はならないぜ」的な要素が若者感を出し、10代・20代前半を思い返させてくれています。

 

君の分厚い恋の履歴に残ることに 興味なんかないよ
君のたった一人になる以外には

 

この部分はとっても深いなと思っていて、「君の分厚い恋の履歴」というフレーズで、間接的に相手を魅力的に表現しつつ、自分は多数の中の一人ではなくて、特別な一人で在りたいという、何でしょう。男性目線のはずなんですが、女性目線も加えているように感じるところが純粋に良いなと感じています。

 

なんでそんなに そっけないのさ そっぽ向いてさ
君の方から誘ったくせに
俺じゃないなら早く言ってよ
そんなに暇じゃないんだ

ちょっとひどいんじゃない あんまりじゃない
恋がなんだかもうわからないんだ
君が教科書になってくれるかい
いいよって君が言うなら 暇はいくらでもあるから

 

もうこの部分の歌詞は心の変化というか、揺れ動く心を本当に上手く歌っているなと。
「そんなに暇じゃないから!」って言いつつ、不安な気持ちから「あなたが恋を教えてくれるなら、いくらでも自分の時間を使うよ」という何ともカッコ悪く見せつつも潔さもあり、最近の男性を上手く表現しているように個人的に感じます。ほんとすごい気持ち分かる。笑

 

わかることなどいくつもない
わかりたくないこともいっぱい
難しく絡み合う世界で 胸を張って言えること
絡まったままの このイヤホン 一瞬で解くような魔法
それが君だとか言ったなら
鼻でまた笑われてしまうかな

 

この部分もまた何だか潔くて、自分は分かることもそれほど多くなくて、閉じこもってしまう部分もいくつかあって、ちょっと生きずらい部分だって世の中にはあるよねと。
でもそんな世界観を、日常の音楽とイヤホンのコードとリンクさせつつ愛する気持ちを伝える部分。

恥ずかしい気持ちも持ちつつも、それを言ってしまうところがもう何だろう、いい。GOODです。

 

君の掴めない恋の確信に迫るほど 怖いと思った
そんな心が初めてで なのに君はさ

なんでそんなにそっけないのさ そっぽ向いてさ
君の方から誘ったくせに
俺じゃないなら早く言ってよ
そんなに暇じゃないんだ

ちょっとひどいんじゃない あんまりじゃない
恋がなんだかもうわからないんだ
君が教科書になってくれるかい
いいよって君が言うなら 暇はいくらでもあるから

 

サビの繰り返しの部分なんですけど、その前の「掴めない恋の確信に迫るほど」という部分がよりさっきのサビの時よりも不安も愛おしさも増幅しているように感じるんですよね。

恋の確信って何?!知れば知るほど、分からなくなる部分も増えてきて、そんなときに感じる自分の心も初めてで、相手がそっけなかったら・・切ないんだけどでもやっぱり抑えられない気持ちがあって余計に「あぁ~!」って個人的にはなてしまいます。。

 

酔ってなら伝えられるかな
やっぱりそれじゃダメなのかな
振り絞るだけの勇気が ぼくにはまだあったかな

 

最初聴いていた時は「酔って」がずっと「両手」って聴こえてたんですよね・・
何で両手なんだ。それくらい強い想いなのか?ってちゃんと歌詞みたら「酔って」ってあぁそういうことかと。

ここで初めて”勇気”ってフレーズが出てくるのですが、実はこれまで男性側(勝手に男側に解釈してますが)は自分の考えだけ言うだけで、「相手任せ」に依存してたんですよね。

君が「いいよ」って言うなら時間をつくるよ。とか。
君が僕を「遊び相手」としてしか見ないならこっちは相手にしない「そんな時間ないから」って。
ちょっとした愛の言葉も基本的には想像上でしかなくて、まだ勇気を出してない男性側がクライマックスにかけて勇気を出そうとしているぞと。

 

だから今すぐ こっち向いてよ こっちおいでよ
いい加減もう諦めなよ 1秒も無駄にはできない
You know our time is running out, baby
もっと近くで もっと側で
この視界からはみ出るくらいに
君だけで僕を満たしたいの
いいよって君が言うまで 君と今日はキスをするまで
ここから動かないから

 

ラストに向けて一気に畳みかけてきたなという印象ですが、個人的には焦る気持ちや、自分だけを見て欲しい、気にかけて欲しいという部分は男性目線なのかなと感じています。

いい加減諦めなよ、とか1秒も無駄にできないといって急かす感覚がそう感じさせてくれているのかもしれません。
でも、そう言いつつも、自分の入る視界にずっとあなたを入れていたいという「好き」とか「愛している」とかっていう直接的な言葉ではない少し抽象的な言葉で愛を語る部分がより男性っぽさを感じさせてくれているように思います。

You know our time is running out, baby

の部分は「running out」=「切れる」という意味なので、どうでしょう「もう時間切れになっちゃうよ?」みたいな解釈でしょうか。そう考えると急に強きに見えますが、これまでの部分を見てると”強がり”だななんて思ってしまうわけです。

 

かっこをつけようとしているけど、自信がなく弱虫な部分を表現している部分が、RADWIMPSらしいなぁと勝手に思ってしまいます。そしてそれに共感しているという点では、男はかっこつけたがりで、でもやっぱりビビりなところもあるんだよというそうした弱さも改めて感じた一曲でした。

 

結局どこに響いていたのか

と思うと、正直全部なのかなと(おいっ!って言われそうですが)
当然ながら歌詞だけではなく、絶妙なテンポと歌の雰囲気がよりじっくりと歌と想像を掻き立ててくれたので、より深く共感できたのかなと思います。

でもきっと僕と同じような男性はきっといるはず。そう信じて、またゆっくりと曲を楽しもうと思います。


 

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Kotokake 代表 能政夕介

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。
ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。
立命館大学卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。その後独立をする。

現在はフリーアナウンサーとしてDAZNやスカパー、インターネット放送等でスポーツ実況も担当している。
その他にも結婚式、イベントの司会や企業・高校・大学等へコミュニケーションの講師としても活動中。
「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導等を行っている。

【過去の出演歴】
DAZNにてJリーグ中継(J1/J2/J3)、スカパーにて天皇杯やユースの試合等も担当。
その他にもBリーグ、なでしこリーグやアメリカンフットボール、ラグビー、ホッケー、高校野球の実況等の担当経験もあり。


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