【関西学生アメフト:桃山学院大学VS近畿大学を実況】

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11月23日に行われたケイオプティコムフラッシュボールシリーズ 2016関西学生アメフト秋季リーグDIV1-DIV2入れ替え戦決定戦の実況を担当しました。

対戦カードは桃山学院大学サンダーリングリージョンライオンズVS近畿大学デビルズでした。

当日は解説に桃山学院大学アメリカンフットボール部OBの森永季哉さん、近畿大学アメリカンフットボール部OBの岡田善行さんにお越しいただきました。

▼試合の様子はrtvにて配信されています▼
http://rtvsports.jp/kcafl/1362

近畿大学が勝利し入れ替え戦に向け弾み

勝利したチームがDIV1で8位の同志社大学と対戦。
負けたチームはDIV1で7位の神戸大学と昇格をかけて対戦します。

試合の結果は3-34で近畿大学が勝利。
従って、12月11日に行われるDIV1-DIV2入れ替え戦は以下の対戦カードとなります。

■12/11(日)神戸市立王子スタジアム 入替戦(Div.1-2)
11:00 神戸大学 (Div.1-7位) – 桃山学院大学(Div.2A-1位)
14:00 同志社大学(Div.1-8位) – 近畿大学 (Div.2B-1位)

来期のDIV1を争う熾烈な戦いを見にお時間ある方は是非足をお運びください。

地上戦・空中戦共に制した近畿大学

春の対戦では、桃山学院大学が近畿大学に14-7で勝利。DIV2では2節で敗戦を喫するなど、厳しいシーズンでもありましたが、1位をキープして入れ替え戦への切符を手にしました。
一方の近畿大学は全勝で1位を獲得したものの、第4節・5節は失点も目立ち不安を少し抱えた対戦でした。

近畿大学のレシーブで幕を開けたこの試合、序盤は両チームチャンスを生かしきれません。
最初にチャンスをつくったのは近畿大学。RBの小瀧のランプレーとRB矢部のリバースプレーでゴール前へ。しかし桃山学院もゴール前のDFで踏ん張りTDを与えません。近畿大学はFGを決めて3点を先制。0-3で第2Qへと移ります。

第2Q開始早々桃山学院側にビッグプレーが生まれます。
近畿大学のパスプレーをCBの藤井がインターセプト!ゴール近くで攻撃権を得ます。TDを取れば勝ち越しのチャンスでしたが、近畿大学も簡単には流れは渡しません。FGに抑え3-3と同点とします。

桃山学院は同点に追いつき流れをつかみかけますが、あと一歩が出ませんでした。そして、第2Q後半に近畿大学が流れを変えるTDを奪います。
ランフェイクからQB岡村からWRの中川へのロングパス!身体能力の高い中川の活躍で3-10とします。
更に、前半終了1分前にQB岡村からWRの松原へTDパスが決まり3-17と更にリードを広げました。

桃山学院はDFラインが割り込まれるシーンやミスも目立ち得点を奪われてしまう結果になりました。近畿大学にリードを奪われたまま後半へ。

流れを引き戻したい桃山学院

ハーフタイムのコメントでは、森永さんからランとパスを織り交ぜた積極的なオフェンスとラインの奮起を期待。そして岡田さんからはチームとして課題感を持ってどれだけプレーができるかが重要という話もありました。

両チーム課題を持って臨んだ後半戦、桃山学院のレシーブで試合が再開。桃山学院RBの湯浅のランプレーで流れを掴みにいきますが得点にはいたりません。
その後近畿大学RB小瀧、野田そしてQB岡村も自らのランプレーで徐々に敵陣へと攻め込みます。
脚力のあるWR中川、村川らも着実に捕球し前進。チャンスを広げます。
第3Q残り1分16秒でFGを決めた近畿大学が3-20とリード。

近畿大学はここでオンサイドキックを仕掛けます!しかし抑えたのは桃山学院。チャンスを得てオフェンスへ移ります。しかしながら近畿大学のDFに阻まれ、桃山学院側にミスもあり得点できず攻守交替。
リードを保ったまま攻撃権を得た近畿大学。ここで昨年DIV1でも活躍をしたQB岡村が自らのランプレーで大きく前進。一気に敵陣へと攻め込みます。

今日はゴール前で得点を得ることができないシーンもあった近畿大学。桃山学院はCB藤井のナイスカバーもあり、流れを変えようと懸命にプレーをします。
近畿大学は反則もあり、このまま桃山学院が守り切るか?と思われましたが今日はWR中川は素晴らしいプレーを見せてくれます。
QBの岡村がエンドゾーンへパスを投げ込みTD。Kの望月も冷静に決めて3-27と更にリードを広げます。

意地を見せたい桃山学院は1年生QBの浅野がTE中山へのスクリーンパスを含め意地を見せます。しかしあと一歩が出ずパントで攻守交替となります。
今日は近畿大学が最後まで集中を切らしませんでした。RB坂上のランプレーで敵陣まで入ります。また、QBの位置にWRも兼任する小林を起用し自ら走りチャンスを拡大。
ゴール前でもこの小林がエンドゾーンへ最後走り込みTD。3-34へと大きくリードを広げ試合終了。

最後まで主導権を渡さなかった近畿大学が勝利をおさめ、春の雪辱を果たしました。

次節に向けて出たそれぞれの課題

解説の森永さんは桃山学院に対してメンタル面とラインに対して課題を投げかけました。
特にラインは攻守にわたり今日は割り込まれるシーンが多かったように見えました。

一方の近畿大学側については岡田さんから、勝利はしたがミスに助けられた部分もあった。良いプレーもあったが、この点差に慢心することなく次節に向けて気を引き締める必要があることを伝えてくれました。
今日の一戦は選手やベンチにとっても、大きなプレッシャーのかかる一戦なかったことは事実です。しかしながら、こうした試合の中で課題を持ち、チームとして緊張感を持って試合ができるかも重要である。

そのことを伝えてくれたようにも思いました。とはいえ、桃山学院大学は湯浅や浅野といった若い選手に引っ張られ、上回生の阿部や吉田の奮起も見られました。

近畿大学もQB岡村とWR兼任の小林の状況に応じたランプレーやWR中川の活躍。そして攻守にわたってラインが流れをつくるという良い流れをつくることもできたように感じました。
これで、次節の組み合わせは確定。来年どのチームがDIV1で戦うのか?運命の一戦は12月11日に行われます。

入れ替え戦もrtvで生中継。会場にも足を運んで欲しいですが、観戦できない方は是非中継をご覧ください!

 

Kotokake代表 能政夕介(のせ・ゆうすけ)

立命館大学産業社会学部卒。大学時代、RBC(立命館大学放送局)にてアナウンサーとして在籍。ラジオDJやステージの司会を行う中で「人に伝える」ための方法やコンテンツ作りの楽しさを知る。卒業後は楽天(株)に就職し、インターネットを通じたマーケティングやコンテンツ開発から、楽天市場に出店する店舗様の売上を上げるコンサルタントを経験。
現在はフリーアナウンサーとして結婚式、イベントの司会や話し方の教室を開講し講師として活動中。「話すことが楽しい!」と思える人を増やすために、学生から主婦まで幅広くオンラインや直接指導を行っている。
なでしこリーグ、高校野球、アメリカンフットボールの実況中継も担当。結婚式二次会のノウハウコンテンツも執筆中。

Kotokake公式HP-話し方講座やオンライン講座も実施中-
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